内容説明
東京・神楽坂にある花店「ジャルダン ノスタルジック」の二人が作製した美しいブーケを1シーズン8種類、全32種類掲載し、それらに使用した花材360種以上を解説した花図鑑。
花を種類別に紹介するのではなく、花束をアップにした迫力ある写真をメインビジュアルにして大きく掲載するため、写真集としても楽しめます。
花の解説は通常の図鑑のように学術的な内容ではなく、花屋さん目線で各花の特徴や使いやすさ、組み合わせ方などを紹介。
ほかの図鑑をもっている人でも、異なる魅力を知ることができます。
巻末にはブーケの作り方や飾り方、手入れの仕方など、役に立つ情報も収録。
図鑑としてもアートブックとしても満足できる一冊です。
目次
◇四季のブーケ
春、夏、秋、冬
◇ブーケを作る・飾る・エトセトラ
本書のブーケを参考に、小さなブーケをまとめてみると
ブーケ作りに役立つ植物のとらえ方
ブーケを作る前に
ブーケを作る
ブーケを飾る
切り花の手入れについて
◇コラム
jardin nostalgiqueができるまで
お花とお菓子
留学の話
旅行のこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高宮朱雀
17
リースの本を探していて見付けた一冊。四季折々という事だけでなく、ワンテーマ設けて作られたブーケは造り手のセンスが随所に溢れた物であるのは言うまでもない。同業者の目から見ても、かなり刺激を受けるのではないか。 アップで撮られた写真も素敵だが、私は併せてと言うか、やはり全体像が観たい。一部分だけクローズアップしても、全体のバランスやトーンが合っていなければ意味を成さないと思うからだ。 光の射し方が昭和の映画のように一枚フィルターを挟んだような紗の掛かった感じなのも良い。 束の間の生と美が愛おしい。 2022/02/22
ichigomonogatari
6
いろいろなテーマに沿って作られた32の豪華なブーケ。そこで使われている花のクローズアップ写真を大きく載せ、使用した花を紹介する。とてもたくさんの花が取り上げられているので花図鑑とも言えるのかな。ブーケの全体像よりクローズアップ写真の方がきれいで魅力的だった。写真はスモーキーな感じ。眺めて素敵な写真集だが、紙質に高級感がないような気がする。2021/12/04