線路は続くよどこまでも

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線路は続くよどこまでも

  • 著者名:山田千紘
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 廣済堂出版(2021/08発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784331523407

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内容説明

SNS・YouTubeで10万人超が、山田千紘の言葉に感動!
電車に轢かれて、手脚3本を失った彼が見た世界とは! ?

ある日、彼は病院のベッドで目覚めたら、手脚を失っていた。
昨夜の記憶は、ほぼない。
終電近くの電車で帰り、寝過ごして終着駅に着くと、
ホームでまた寝込んでしまい、寝ぼけて線路に落ちて電車に轢かれた……。
ということを、後になって聞いた。

目覚めたら、左手1本しかないという現実を、
いったい、どれだけの人が受け入れられるだろうか?

彼は、「生きる」と腹をくくり、立ち直ってから後、
医師から、1~1年半かかると言われた義足歩行のリハビリを半年でクリア。
退院3カ月後には、車の免許を取得。
職業訓練を経て、就職活動を開始。
そして同時に1人暮らしを始めた。

彼は、手脚を失ったことで、「わかったこと」「気づいたこと」が
いくつもあった。たとえば……。

・世界中で、誰かひとりでも信じてくれる人がいれば、絶望は希望に変えられること
・できないことはゲームと同じ。「いかに攻略するか」ということ
・どんなに孤独だと感じても、つながっている関係を絶対、見落としてはいけないこと
・「生きている! 」という実感は、興味が湧くほうに必ずあること
・暗闇から光を見るためには、プラスを数えるということ
・挑戦した人がみんな成功するわけではないけれど、必ず成長するということ

「僕は3回、死を感じた」と彼は言う。

1回目は、電車に轢かれたとき。
2回目は、手脚を失い絶望したとき。
3回目は、社会に見放されたと感じたとき。

でも、同時に3つの希望を見つけた。
その3つは、どん底を見なければ、決して見つけることができなかった宝物。
それが、今の彼の「生き方」であり「在り方」になっている。

本書を読み、思わず涙を流してしまう人が続出! !

それはきっと、誰の心にもある小さな勇気や優しさ、 挫折や不安、寂しさや温かさ……、
そういう様々な感情が揺さぶれられるから!
是非、ご自身の心で感じて、
人生の可能性にチャレンジする勇気を受け取っていただけたら幸いです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayuri

68
人間の生命力の強さを感じる作品。装丁の写真、笑顔の青年は著者である山田千紘さん。20歳の時に駅のプラットホームから線路に転落し、利き手の右腕と両脚を失う。それだけで、どれ程の絶望を味わったのか想像に難くない。だが、この作品からは殆ど暗さを感じない。一時は自死も考えた山田さんが、退院三ヶ月後には車の免許を取得し就職。一人暮らしを始め、自炊し弁当を持参。持って生まれた性格もある故に、皆が皆、同じ様に出来るとは限らない。けれど、周りの人達に感謝しながら、前向きに生きる事を決意した彼に勇気を貰える人は多いはずだ。2022/01/10

シャコタンブルー

60
線路と笑顔を表紙にしたインパクトは凄い。何故なら著者は20歳の時に電車事故で右手、両足を失ったからだ。事故後の喪失感、絶望感は凄まじく二度も自殺をしようとする。それを思い留めたのは周囲の人達の優しさと兄弟愛だった。兄から弟(筆者)への魂のこもった電話には心が震えた。言葉の持つ力を存分に感じた。事故後も常に明るく前向きな姿勢は感嘆するし、失ったことで初めて気づく大切なもの、失う前にそれに気づき感謝して生きることの術を教えてもらった。YouTubeで事故時の出来事を対談している兄弟を見て、また涙が・・2021/09/09

がらくたどん

33
半ズボンで笑顔か!郊外の線路を背景に二本の義足と風にそよぐ右袖が「一緒に歩いてみませんか?」と誘っているようだ。自分の幼少時はまだ街中に復員して身体のどこかに欠損部を抱えた人たちが日常を送っていた。戦後の福祉関連法の整備は良く頑張ったなと感心する。でも引き換えに「標準装備」のイメージが作られて内面化され一部の人々は街から「安全な」場所に行ってしまった。法律の線引きも標準モデルのイメージもうっかりすると健常者を含めてよく見たらデコボコな力を持つはずの自分たちを分断する。彼に誘われて誰もが街に出られたら良い。2022/01/21

夜明けのランナー

13
ケガをされてから前向き、順調、と気持ちがなるまでサラッと描いているけど、想像以上の勇気が必要だったと思います。腕や足がある人も、そうでない人も暮らしている世界は一緒なのだと感じたけど、どこかで同情してしまう僕は偽善者なんだな。2021/09/25

ゆうゆう

8
なんてポジティブなんだ!YouTube知らなかった。二十歳で両足右手失う大けがを負うなんて、年金は本当に入っておいた方がいい。義肢の選択肢、義肢だけじゃなく、道具に対する選択肢が広がるような制度ってないものかしら。視力が弱い人がメガネをかけるように、その道具さえあれば、その人にとって何不自由ないのに。国立障害者リハビリテーションセンターって意外と目にする。覚えておこう。2022/03/19

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