内容説明
『ダンジョン化』によって世界が更に混沌とする中、坊地日呂は新たな商売――ダンジョン攻略請負人を開始。変身薬によって袴姿の美女・虎門シイナとなった日呂は、依頼を受けてダンジョンを攻略し、巷の話題になっていく。新たな使い魔も購入し、請負人業が軌道に乗り出した頃。“イノチシラズ”という組織のリーダー・崩原才斗が現れ、虎門にとあるダンジョンの攻略を依頼してくる。崩原は流堂刃一という男と「どちらが先に、指定したダンジョンを攻略できるか」の賭けをしており、虎門の力を借りたいとのことだった。だが、崩原と流堂の間に渦巻く因縁が、ダンジョン攻略の難易度を跳ね上げて――!? 現代サバイバルファンタジー第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
17
続けて購入。絵は可愛らしくて良い。 物語はチンピラ集団の抗争に乗じて金稼ぎをする話。主人公がまた別の人物を作って演じるのが面白い。 が、ダンジョン狩りというキャラとチンピラ集団の抗争の組み合わせがいまいちというか、話のスケールが小さいままで終わってしまった感が半端無い。 つづきはどうしようかなあ。2022/02/28
爺
4
う~ん、上級ダンジョン攻略がメインであるはずが、ただの不良ふたりの抗争になってしまい、いったい何の話を読んでいるのかよく分からなくなってくる…。もうタイトルにある『ショップ』すらメインの話ではないし、主人公は素顔では何の活動もしていないし、なにがやりたくて著者はこの話を書いているんだろうか……。次の巻までは買っているので一応読みますがね…。2022/06/24
真白優樹
4
袴姿の女剣士、シイナとしてダンジョン攻略請負人業に手を出す中、暴徒集団「イノチシラズ」のリーダーとされる男、才斗から接触を受ける今巻。―――壊れた絆、今ここにある絆。掴む事こそ分かれ目の鍵。 仲間と孤独、致命的にボタンを掛け違えすれ違ってしまった二人の男の勝負に巻き込まれ、許せぬ外道な悪へと粛清の刃を振り下ろす今巻。新たな組織の萌芽も見え、日呂の周りに新たな仲間が増える中、この世界で逞しく生きていく日呂の活躍が眩しい巻である。果たしてこの世界は新年からどうなっていくのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/08/27
菊地
3
うーん、正直もうマンネリ感が強い。ここまで能力や財産を持った段階で、また新しい「顔」を作り出すメリットがよくわからなくなってきた。 後はせっかく病気を治した後にすぐ殺される展開にはガッカリしてしまった……2022/01/11