内容説明
落ちぶれた元・レコード店主のヴェルノンは、亡きロックスターが遺したビデオインタビューを所有していた。人々がその内容を知るために、彼を探し求めているとは知らずに――。ルノードー賞受賞作家がパリの市井で生きる人々を滑稽に描く文芸三部作の第二巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
松本直哉
17
ありとあらゆるものが何者かの所有物であり、占有でなければ収奪という選択肢しかないように思えるこの資本主義の世界で、わずかに残された公共的な空間かもしれない路上や公園においてようやく窒息から免れた主人公が、親切な知り合いにうちに泊まりにおいでよという誘いを断って、宿無しを続けるところに生まれる、無所有ゆえの自由、それに憧れてだろうか、階級も人種も宗教も性的指向も異なる人々、さらにそれまでは憎み合っていたはずの人々が集い、音楽に合わせて踊り出す場面、こんなのありえないという思いつつ、こんなのがうらやましい。2025/06/02
chinaishingoo
0
すっかり忘れてた2巻。4,000円もする。そっと戻し図書館で借りました。登場人物多すぎっすよ、ぐだぐだとごねごねと。おフランスな感じは読み取れました。肌に合わんぞ。公園野宿トランスはちょっとわかる。2023/01/09
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