ファン文庫Tears<br> アイドルの泣ける話

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ファン文庫Tears
アイドルの泣ける話

  • ISBN:9784839976958

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内容説明

私たちに元気をくれる存在「アイドル」
誰もが一度はアイドルに夢中になってことがあるのではないでしょうか。

本書では、テレビに出るような華やかなアイドルだけでなく、
「誰かにとってのアイドル」の物語を12編収録しています。

【一部あらすじ】
『同担拒否を拒否する風景』/一色美雨季
ファン同士の『同担拒否』に苦しむA。飼い猫に愚痴っていたその時、インターホンが鳴る。

『星は手の中で輝いて』/猫屋ちゃき
かつて推しだった恵一と結婚した和沙は子供にも恵まれ、幸せなはずだったが……

『叔父とギターとナナハンと』/ひらび久美
叔父の部屋に届いていた一枚の葉書。杏奈は彼の死を知らせるため差出人に電話をかける。

『「癒し」のオシゴト』/朝比奈歩
「癒されない」と恋人に振られた私は、元同級生の働くアイドルカフェに連れていかれ……

『あの子は天使』/朝来みゆか
脇目もふらず一人を推してきた山崎は、ファン仲間にあるSNSのアカウントを見せられる。

ほか7作品収録
『天使が前を向けと歌う』浜野稚子/『君になりたい』浅海ユウ/『しるべの光』天ヶ森雀/『いびつな真珠』水城正太郎/『普通の男の子』楠谷佑/『歌え、歌え、君の歌を』那識あきら/『舞台袖の五分間』溝口智子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆなほし

36
一口にアイドルと言っても、作家さんによって切り口がかなり異なり、その違いが楽しめる12編のアンソロジー。どのお話も素晴らしく、短い内容に関わらずアイドルについてよく考察されているのが分かる。「泣ける」というタイトル通り、泣かせにかかってきているお話もあれば、意外なところから攻めてくるようなお話もあり、それぞれの良さがある。「推し」という言葉が浸透して随分と経つが、「推し」の多様性を様々な角度で切り取った良質なアンソロジーで、大満足の1冊。2021/08/31

よっし~

4
男性アイドルの話が多いですね。 アイドルライブにもよく行くのですが、ちょっと違うなってシーンもあります。ただ、そういったリアルとのズレを意識しないで読むと、どれも心が暖かくなる話し揃いです。特に、星は手の中で輝いて、がお気に入りです。2022/09/30

hotate_shiho

4
アイドルっていっても色々あるなぁ。大変なことも多いけど、楽しんでいるんだなぁ。面白かったです。2021/08/21

えりぶー

3
アイドルに関する様々なストーリーが詰まった短編集。 "同担拒否"(同じ人が好きな人はお断りの意)がテーマの話から始まったので、けっこう攻めた1冊だなって思っていたのですが、私が1番気に入った話は『「癒し」のオシゴト』。「癒されない」と振られてしまった主人公とアイドルカフェで働く同級生が偶然出会って、"癒し"の搾取について語り合う作品。主人公の同級生・ミミの"癒し"についての考え方に共感しかありませんでした。ちょっと過激かもしれないけれど、それくらいのスタンスで生きてもいいんじゃないのかなと思いました。2021/10/02

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