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内容説明
ゼミ雑誌を作ることになった流星たち。
レンカの提案で連句『柘榴手に』の巻を作成することが決まり、
卒業生たちに教わりながらの連句作りが今始まる──!
本格<俳句>青春コメディ☆「連句」を巻く最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
36
5巻完結。芸大文芸学部俳句ゼミを舞台にした俳句マンガ。7.5/10点 スクールライフもの&俳句テーマ漫画として、素晴らしい出来のマンガ。5巻は俳句の別バージョン、「連歌」まで学べる。自分は暗い学生生活だったので、こういう明るく真面目な学生生活を送ってみたかった。 あと、作者あとがきで驚いたのは、作中の俳句を作者が詠んだものが結構あるらしいこと。大学で俳句でもやってたのだろうか?2022/05/23
ネムコ
36
連歌ってこんなものだったの?! 一つのテーマに沿って流れてゆくのかとおもったら大間違い。前の句には付けるが、二つ前の句は連想させちゃいけないとか、訳がわからない(笑) これ書くの大変だったろうなぁ。俳句などの一般に知られていない知識を盛り込んで、ゆる~く長~く続いて欲しかったです。2021/08/19
緋莢
26
完結巻。3年次のゼミでは実習雑誌を作成するというものがあり、その企画としてレンカが連句を提案。それが採用され、先輩たちも交えて、連句を行います。「連句を巻く」、「大事なのは付けと転じ」、「連句は後ろを振り向かない」などキーポイントが実際に行いながら描かれるので、非常に分かりやすかったです。著者が巻末の4コマで、「そんで漫画で描いてみてわかったけど 連句は動画に向いている」 はその通りで、漫画にも向いています(続く2021/12/20
薫子
15
もう終わりなんて…泣 挙げ句のように、さらっと軽やかに終わってしまった。。もっと読んでたかったなぁ。ゼミ生のみんなも先輩方も先生も、愛おしくてたまらないよね。良い作品に出会えました。2023/08/24
新天地
14
坂本先生指導の下ゼミ生全員が卒業生の力を借りながら連句を巻く最終巻。ただでさえ奥深い俳句を様々な決まりの中で繋げて作成する連句により一同はどこまでも果てしない文学の深淵の中で何度も迷い様々な懊悩を抱き悶えるが、坂本先生と作者の手腕によって彼らの句が幾重にも姿を変えて次第に連句として形を成していく様子がとにかく面白い。全登場人物の俳句を作る姿から滲み出る色々な情念と言うべき心の動きに圧倒され尊敬し愛おしくも思った。もう最初にレンカさんが、自分は連句に憧れていてやってみたいと口に出して実行した事からして尊い。2024/02/12