内容説明
名のあるＳランクパーティに参加した剣士ジルは最高難度迷宮の攻略中、ひとり置き去りにされてしまう。普通に考えればその場で救助を待つほか活路はないが英雄と謳われる自身の剣技を頼りに彼は脱出を試みる！ 「ふっ……。口ほどにもないな、最高難度迷宮……！」しかし、超絶方向音痴な彼は知らない……。自身が向かっているのは迷宮の主が待つ最深部だということに!! 一方、帰還したＳランクパーティに不穏な空気が――。新米サポーターのクラハはジルを救おうと苦悩するが置き去りは何者かに仕組まれたものだと気づいて…!? 最強の剣士と新米サポーターが贈る異世界ファンタジーの超傑作！ 加筆改稿に書き下ろしエピソードを加えついに書籍化!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
18
タイトルが面白くて購入。絵は良かった。クラハが意外とスタイルが良く、巻末おまけ絵は眼福だった。 物語は主人公が迷宮内で仲間に背後から攻撃されて下層へ落ちてしまった話。地下で迷子になったお気楽三人組が面白く、犯行の動機が結構複雑なのもミステリっぽくて面白かった。一冊で綺麗に話が完結しているのも良い。 クラハが事件解決のために全然動かないのがちと拍子抜けだったが、そうなれば彼女が目立ちすぎるからこの塩梅で良かったのかもしれない。 続きがどういう話になるのか楽しみ。2021/09/09
hisa_NAO
7
剣と魔法に地下迷宮や魔獣が闊歩するファンタジー世界。 剣の達人にして、超近眼。超弩級方向音痴の青年。諸国漫遊修行中に気まぐれで挑戦した最高難度迷宮。深部で置き去り、眼鏡は粉々…当然、迷子。とある事情で助けに来た聖女も魔導師も、方向音痴。どんな運命の悪戯か、はたまた誰かの願いなのか。当代随一の三人が揃って逆走の上迷宮攻略、珍道中。 シリアスにもなるストーリだけど、とぼけた味わいが素敵。刹那の中の永遠。光速の先の剣戟。戦闘場面描写も秀逸。 題名が全てを語る、物語。面白～2022/01/25
ほにょこ
1
★★★☆☆ タイトル長い。あれは置き去りとは言わないと思いますね。Sランクも無意味に見えます。面白いところもあったけれど、文章とかネーミングのセンスとか色々と合いませんでした。2巻は多分タイトルとはかけ離れた内容ですよね。あまり読む気になれないです。2023/11/15
ききぞう
0
最後までテンポよくよめました。 ストーリーも面白く、メインの3人のキャラも立っていて、続巻でどう絡んでいくのかも楽しみです。 イラストもいいですね。2023/07/22
osiripenpen0
0
ダンまちの深層サバイバルエピソードをコミカルっぽくして、さあどう話を持って行くんだ？面白くなるのか？と恐る恐る読んで行くとミステリーチックからドーンとクライマックス。キレイにまとまったのは評価できるがほぼ目が見え無い状態で致命的な方向音痴という設定が無理ありすぎてイマイチ入り込めずに終わったなあ。2022/10/30
