内容説明
映画化決定でふたたび話題沸騰!
2017年「年間ベストセラー総合第1位」(日販・トーハン調べ)のエッセイ集が待望の文庫化。新たに本書が売れに売れた後の「怒濤狂瀾の日々」を綴ったエッセイや、旭日小綬章を受章した際の爆笑記者会見の模様、畏友・瀬戸内寂聴さんの解説を収録しています。
小学生からお年寄りまで世代を超えてゲラゲラ笑いころげる面白さで、各界の著名人も笑って泣いて大絶賛!
◎安藤優子さん
「とにかく痛快でした。言いたいこと言って、縦横無尽に切りまくる。でも不思議なくらい温かい」
◎瀬戸内寂聴さん
「彼女の表現にはユーモアがあって、笑わせますよね。全28編、それぞれ必ず1回か2回は、思わずゲラゲラ笑ってしまいました」
◎辻村深月さん
「読み終えて本を閉じ、思わずにはいられなかった。九十歳、それでもやっぱりおめでたい、と」
◎又吉直樹さん
「本を読んで、久しぶりに笑いました!」
2018年に亡くなった落語家・桂歌丸さんは「この本は年寄りの教科書。佐藤さんの“角張った生き様”は老い先短い自分がどこに向かうか考える上で、とても参考になりました」と仰っていました。
※この作品は単行本版として配信されていた『九十歳。何がめでたい』 の文庫本版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カピバラKS
85
●カピバラKSの90歳老母は、認知症で外出も面倒くさいと言って嫌がるようになった。しかし、大正生まれの著者佐藤愛子90歳(現在100歳)は、頭が冴えて体も動き、令和の価値観に囚われることなく「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」を体現し、今日も元気に生きている。心身ともに健康で自由闊達な著者の老後には憧れるばかり。●著者は、昨今のガリガリ亡者の蔓延や正論を居丈高に振りかざす風潮に対し、諧謔を交えつつ悪口雑言を放つ。このとき、一見感情論を装いつつも、実のところ論理に隙がない。老御意見番の名エッセイである。2024/06/05
涼
57
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-8350d2.html 映画がいい感じに仕上がっているといいのですが……。2024/07/19
ykshzk(虎猫図案房)
30
映画になると聞いて。こういう性格は長生きだとか、これ食べたら長生きとか、実はあまり関係ないのだろうと思い始めてる最近。周囲を見渡すとそんな気がする。だから最低限毎日ちゃんと生きることだと思うので「人生いかに生きるかなど考えたこともない、その場その場で突進するのみ」だという著者には共感。人生で最も大切なことは?などと軽く聞いてくるなと全てにおいて真面目で真剣な著者は憤る。人生相談の回答者にご自身がいかに向いてないかを度々書いておられるが、確かに世間に溢れている「気遣い」(に見えるもの)は本当の優しさか? 2024/05/01
yukaring
24
佐藤愛子さんの90才のエッセイ集。誰にでも忍び寄る"老い"をこんなにユーモアたっぷりに、しかも辛口のエッセンスを交えて語れるのは佐藤さんくらいかもしれない。満身創痍でヘトヘトになって絞り出したというエッセイは全然そんなことを感じさせないバイタリティー溢れたものばかり。色々な人を槍玉にあげながら笑って怒ってと忙しい毎日を過ごしている佐藤さんには是非、まだまだ現役でがんばってほしいと思う。2021/11/19
まぁみ
23
刊行直後電書を購入。が、読まずにそのままでした。最高!最高!まだ大学生だった頃、娘と私シリーズが好きで好きで、友達に勧めまくっていたこと、思い出しました(笑)。本作のいたずら電話の話は、昔も母娘でやっつけていたことを思い出して、懐かしくてほっこり。ストレートなもの言いと痛快な出来事の数々に、やはり…誰もが口を揃えて言うように、元気が出た!元気をもらえた!もう、仕方ないよね、元気出ちゃうんだもの。さて、このまま『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』に突入しまぁす♡2023/10/12
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