内容説明
かぎ縄を武器に、おんな目明かし大活躍!
父、嘉平治の跡を継ぎ目明かしとなったおりん。『駕籠清』の番頭で祖母のお粂は孫娘に店を継がせようとするが、おりんは股引に着物を端折った鯔背な装りで町を飛び回っている。
ある日、叔父で売れない絵師の太郎兵衛がやってきた。書画会を開くと嬉しそうに言う。しかしおりんが訪ねるとそこには誰もいない。太郎兵衛は絵も金も騙し取られ、行方をくらましてしまう。(第一話「初手柄」)。
駕籠舁き人足が斬られた事件。残された駕籠には『駕籠清』の焼印が。男たちは『駕籠清』の空き駕籠を借りて商売していた(第二話「幽霊坂の女」)。
浜松町の親分を訪ねた嘉平治とおりん。消息を絶って一年になる『香霖堂』の当主を捜してほしいと頼まれる。話を聞きにいくと、怪しげな拝み屋が現れて……(第三話「化けの皮」)。
突如おりんの前に現れた、幼馴染みの参次。十年前、他所へ移り住んだが、すぐに家を出てしまった。そこで、行方知れずとなった妹を捜してほしいという。だが、おりんはその腕に入墨が入っているのを見てしまった。十手持ちとして手を貸すことに悩むおりんだが、捜索に乗り出す(第四話「幼馴染み」)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
79
シリーズ第2弾。目明かしの女親分となった駕籠屋の娘おりん。父親は十手を娘に継いで、後見人となる。いざとなったらおとうちゃんが出てきてくれるのでおりんにとっては頼もしい限り。おりんの初手柄を始め、駕籠かきが襲われ死傷する事件、調べてみるとどうやら武家の奥方の不倫が絡む事実が判明「幽霊坂の女」。おりんが幼馴染みと再会、昔、売られた妹の居所を探して欲しいとの依頼が。探した先で見つけた妹の姿と幼馴染みの過去。金子さんはお金を現在の価値に換算してくれているので分かり易いのが好き。1分、1朱、1文、1両…ふむ、ふむ。2021/10/27
やま
77
脚本を多く書いてきた金子成人さんが、丁寧に物語を書いています。江戸は堀留2丁目の駕籠屋「駕籠清」の一人娘おりんが、元岡っ引きの父・嘉平治と共に女岡っ引きとして活躍する物語です。おりんの一家を一人ひとり丁寧に書かれています。そして、物語の展開が早く、読みやすく、読んでいて気持ちがいいです。短編4話。シリーズ2作目。字の大きさは…中。2021.10.04読了。★★★☆☆2021/10/05
ごへいもち
11
若さっていいな2023/11/26
蕭白
9
悪くなかったけど、ちょっと物足りなかったです。2023/02/18
ホシナーたかはし
9
目明しでもお縄に出来ない身分、武士。その辺は近年の警察が政治家をしょっぴけない事と同じなのは、何とも歯がゆい。一巻同様面白いけど、登場人物がどんどん増えてくのは難儀。2022/02/26




