内容説明
“儂が見るうぬの有様は、いつでも死に様ばかりじゃ”
デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターに会うため、
故国『アセロラ王国(仮)』を目指す忍野忍と阿良々木暦。
人間社会が異常事態に陥った中、
怪異にのみ感染するウイルスが吸血鬼を死に至らしめていて――?
これぞ現代の怪異 怪異 怪異!
青春は、きみの隣で生きてこそ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
224
西尾 維新は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。物語シリーズも読み続けています。モンスターシーズン完結の『死物語』上は、新型コロナウィルスの巻でした。吸血鬼も感染するとは(笑) 続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。 https://www.youtube.com/watch?v=yHgi4IpHGSo2021/09/25
ゼロ
106
死物語の上巻、実質はモンスターシーズンの最終巻。下巻は千石撫子の番外編の意味合いが強かったので、今巻がシリーズの終わり。物語シリーズであらながら、現代のパンデミックを作中に絡ませており、物語シリーズの時代背景を無視しているのが、著者らしい。物語としては、ラストの50頁で動いており、全体としてみると冗長。阿良々木暦の大学生編が終わり、忍とデスの関係性に区切りをつけた一冊。物語の真相には無理があるので、納得はしない。このシリーズに続きを描くとしたら、社会人編になるが、それは面白いのか疑問。長い間の展開に感謝。2021/11/27
南北
68
吸血鬼だけが感染する謎の病気にかかったデストピアと忍野忍の物語。そこに新型コロナの話題を取り込んだ形になっている。これまでもプリキュアを初めとして同時代のアイテムを作中に取り込むことがあったが、ここまでがっつり描くと今の時代に振り回されているのでは?という印象も受けた。この巻で阿良々木暦も大学卒業となったし、忍野忍もデストピアの死を受け入れることで「死物語」としてうまく完結できたと思う。すでに阿良々木暦が社会人になった姿は「結物語」で描かれているが、今後続編があるのか楽しみに待ちたい。2021/11/19
ナギ
55
感染症にまつわるお話でした。コロナについて語る作品は少ない中でどう描いていくのかなと思いましたが、現実その通りに描写すれば良いんですよね。と原点を回帰したような気分になりました。そして、吸血鬼にだけかかる感染症を調査する主人公と忍だったが……という事でヨーロッパへ。内容としては特に驚く事もなく、という感じでした。作中の下巻推しが凄かったので下巻読みます。はい。2022/12/04
ネムコ
35
がっつりコロナ禍のお話。内容もコロナにインスパイアされたみたいだったけど、もっと以前から予告されていたから違うかも。今回は韻を踏む語りがいつもみたいにカチッと嵌まっていなくて残念。やっぱり難しいんですね。阿良々木くんの内省的な性格が忍ねえさんにまでウザがられて、ざまぁみろっと思った。2021/10/17
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