内容説明
ギリギリの成績ながらも専門学校を卒業し、夢だった理容師への第一歩を踏み出した神野キリ。
しかし、キリを受け入れてくれた理容室はたった一軒。
キリと父を捨てた母・巻子がかつて勤めていた「バーバーチー」だった。
母の師である広瀬千恵子の店で働くことに複雑な思いを抱えつつも、一人前の理容師になって母を見返すために張り切るキリ。
最初は空回りして失敗ばかりで落ち込むも、様々な客と接していくうちに少しずつ変わっていき――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
18
さくさくと♪子供の頃は、父と床屋さんに行ってたことを思い出しました。お仕事話として楽しみました。2024/04/12
kimuchi
8
人気の理容店を開き、自分と父を捨てた理容師の母を見返すため、専門学校を出た神野キリ。キリが成長していく姿が書かれていた。キリの前向きに働いて努力する姿、見習いたいなと思った。2023/02/02
こぶた
4
★★★ 前半、面白かったけれど、後半ちょっと話がうまく行きすぎ、と萎える。みんなにすごく愛されて美人らしい主人公キリは、モテモテだし、経営もなんかうまくいき、最後は人間関係のゴタゴタも一挙解決で、ドラマ向けかもしれない。最初の頃の、商店街の人が練習台になってくれてみんなが角刈りになっちゃう頃が微笑ましくて良かった。そういえば、あの人たちはどうしてしまったんだろう? シェービング、気持ちよさそう。2022/10/07
あろま
4
これよかった2021/11/06
てるてる
3
ハサミの音が好きで、シャンプーしてもらうのが好きで、スタイリストの方と話すのが好きで(8年くらい切ってもらってるのかな?)、とにかく美容室に行くのが好きな私には、とても面白かった本です。本の方は理容室ですが。良い仕事に必要なのは、気づきや人の輪、そして人としての深さを得る経験なのだなと改めて思いました。美容に関してもなるほどと思うことがあり、少し勉強になりました。2021/12/14