アサギをよぶ声 新たな旅立ち

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アサギをよぶ声 新たな旅立ち

  • 著者名:森川成美/スカイエマ
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 偕成社(2021/08発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784036358205

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内容説明

弓の競い合いには勝ったが、アサギは長老頭から女屋行を命じられる。新たな世界を受け入れようと、布を織るアサギ。しかし、彼女の心は、満たされないままだった。そんな折、村では、あるうわさが流れる。しも村の住民が、突然いなくなってしまい、二度ともどってこないというのだ。アサギは、不審に思った巫女ばあさんから、密使の特命を受ける・・・。

一人の少女が苦しみながらも成長していく姿が共感をよび、高い評価を得た『アサギをよぶ声』の続編。アサギの新たな活躍がはじまる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

annzuhime

33
シリーズ2作目。戦士になれず女屋に入ったアサギ。織物は上手くできず、やはり馴染めない空間。そんな時に女屋の仲間が行方不明になる。閉鎖的な村から外へと目を向ける今作。取引や支配。人が人を管理するとこうなるのか。アサギの慎重なモノノミカタが良い。孤立していた少女が必要とされる1人の人間になっていく姿が眩しい。すごく気になる終わり方なので一気に次も読みます。2025/03/06

鷺@みんさー

28
なるほど。1巻を読んだ時、「竪穴住居で狩猟採集のみか。縄文時代っぽいな」と思っていたが、縄文から弥生に移る時代の話だったのか。例えば渡来人を受け入れたかどうかなど条件は色々あるだろうが、ここに書かれているように、単純に変化を嫌い古い生活を送る村は取り残されていったのかもしれない。とまれ、そういうことは考えず児童書として面白く読める。捕虜というか最早拉致だが、その概念や貨幣価値としての岩塩など、文化的側面が面白い。最終巻も楽しみ。ところで猿の正体はもしかして……2017/08/04

いちごプリン

21
アサギは度胸がある。手がかりを探しに知らない人の船に乗るなんて。また敵かもしれない村に潜入して、そこで自分の村の人たちをついに見つけた。そこで奴隷のように働かされている仲間。大変なことになった。先が見えないがうまく仲間を助けることができるだろうか。しかし、アサギは敵かもしれない村であっても早くも友人を作ってしまう。そういうところに感心する。2020/12/10

杏子

21
続きがまた気になります!次はあんまり待たないですむのかな?2015/11/14

おゆ

18
「何もないところから始めることのできる、自分の力を信じる」もうそれさえあれば、どこでだって生きていけるような本質的な強さ。そうだ、自信って「自分を信じる」って書くのだった。すぐに揺らぐ、他者からの比較や評価とはまったく違う。前巻で習得したモノノミカタは、今巻でもアサギに冷静な視点を与えてくれる。けれどそれは良いことばかりではなく、時には女屋の仲間との間に誤解を生んだり、仲良くなれそうだったイブキへの対応がクールになりすぎたりする原因にもなる。イブキは贔屓にしたくなる素敵な子なので、良い目を見せてほしいよ!2018/05/29

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