内容説明
〈最後の獣〉が創り出した少年は、選択を迫られる。今ある幸せを望み外の世界《レグル・エレ》を滅ぼすか、自分が滅ぼされるか――。終末は目前、ティアットは聖剣モウルネンを手に、その答えを問う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
44
最期の選択を迫られる〈最後の獣〉が創り出した少年。終末のとき崩れ行く世界を前に、後輩たちの想いを乗せて、多くの期待と希望を背負いながら妖精兵たちが最後の戦いに挑む第十一弾。今ここにある幸せを慈しみ、浮遊大陸群を滅ぼすか。多くを奪う邪悪として自分自身が滅ぼされるか。都合のいい結末なんてなくて、その中でどうするのが一番いいのか幸せになれるのか、それぞれが一生懸命に考えた末に出した選択、そして最後にしっかりと用意されていた思ってもみなかったもうひとつの結末にはぐっと来るものがありました。次回作も期待しています。2021/09/03
芳樹
40
【電子】終末世界を駆け抜けた儚い妖精たちの物語がついに終幕。世界は終わりに向けて着々と進むけど、生き残れた登場人物たちそれぞれに相応しい希望が見えるエンディングが描かれていて、本作品に相応しいエピローグだと思いました。でも、クトリにはもう一度会いたかったかな。大陸に残ったもの、新しい世界を目指して旅立ったもの皆に幸せな未来が待っていることを祈って。2021/08/01
かんけー
33
読了♪沢山の妖精兵との出会いと別れ...「終末なにしてますか?」シリーズ完結巻ですが、正直?イメージイラストの類いが優先的でティアット、パニバル、コロン、ノフト、ラーントルク、アルミタ、ユーディア等の女子達ががどんなルックスだったかさえも忘却の彼方へw確かにキャラ多いけど?もうちょっとイラスト紹介して欲しかった...てのは贅沢かなぁ?ま、雰囲気的に最終章に(最後の獣)らしきキャラも登場で、物語的にもそれどころではないのも分かるんだけど(^_^;)男子キャラのヴィレムとか、フェオドールは朧気ながら→2021/11/09
オセロ
31
Kindle Unlimitedにて。 【祝・完結】 核を持たないはずなの最後の獣のイレギュラーで核として生まれた少年を思うパニバルと彼の本心を汲み取るティアットの優しさ、マルゴとティアットと彼の再会、そしてリィエルがあの3人のことを薄っすらでも覚えていたことがもう…最高過ぎました…。2023/10/23
どんぐり@京都の何処かで
25
読後、ああそうか、この物語は終わったんだなと。もう一度会えてよかった。世界を守る為に散っていった英雄のお話とも言えるし、そんな終末をさも普通に暮らした強い人々を描いた終末譚でもあるし。リーリァとアルマリアの二人の生き方が今も鮮烈。ヴィレムとネフレンは遠く遠くへ。そしていつか、リィエルも会いたい人に会える日が来ることを。長い旅路だねぇ。2021/09/25
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