世界を変えた「海賊」の物語 海賊王ヘンリー・エヴリ―とグローバル資本主義の誕生

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世界を変えた「海賊」の物語 海賊王ヘンリー・エヴリ―とグローバル資本主義の誕生

  • ISBN:9784023319561

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内容説明

現代のグローバル資本主義は、どのように生まれてきたのか。その起源を17世紀の「海賊の黄金時代」において最も悪名高い海賊王、ヘンリー・エイブリーと彼を取り巻く海賊たち、そして彼らとの闘いからひもとく。ユニークに世界経済の歴史を語る一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

20
資本主義とは対極にいるようで似ている所もあるような海賊の伝記。それにしても海に出た女性達の悲惨さよ。2023/06/07

seafarer

4
なぜ海賊という生き方に魅力を感じるのだろうか。それは、誰しも世俗的な価値観や規範に縛られず、自らの規範に従って自由に生きたいからだ。しかし、自らを貫く生き方では、時と場所を違えば英雄とも犯罪者ともなりうる(戦争中に人を殺せば英雄扱いされるではないか)。海賊と国家の何が違うというのか。民主主義や平等を信条とした海賊たちが、国家や権力者の利権によって処刑されるのは何とも皮肉的な結末だ。といっても、殺人やレイプは人として論外だが。2025/03/17

in medio tutissimus ibis.

2
1695年9月11日、海賊の艦隊がムガル皇帝の船を襲った。この事件は皇帝の報復感情を動かしイギリス東インド会社を倒産の危機に陥れたが、会社はその批難を逆手に取りムガル帝国の海上輸送の護衛を請け負うことでインド支配の一歩を踏み出す。かつては私掠船を利用していたイギリス政府も、海賊行為を全人類の敵であると宣言せざるを得なくなり、シーレーンの守護者たるシーパワーへの航路へ漕ぎ出す。しかし肝心の首謀者ヘンリ・エブリーを捕まえることはできず、外国人への共感を欠いた陪審員に海賊行為を有罪とさせることもできなかった。2024/02/20

Wassssup_mymen

1
現代民主主義の基幹を意図せず作りだした野蛮な海賊のお話。当時のヒエラルキー的な社会構造に対する反抗手段として出来上がった海上の民主主義。蛮行など目に余るものが多いけども構造として船上に作り出してたのは素直にすごいと読んで感じた。2021/12/21

Go Extreme

1
遠征隊 生い立ち テロの行使 ムガル帝国の台頭 全人類の敵  二種類の富 スペイン遠征社 世界の征服者 足止めされて 反乱 飲んだくれ甲板長 ファンシー号 海賊の詩 サージョサイアは売るか、買うか 西風海流 ガンジサワーイー号 帰って来たアミティ号 後続船に頓着なく 掠奪 ファテームハンマディ号 けたはずれの財宝 対抗するストーリー 復讐 戦場の東インド会社 追跡 高飛び あからさまな反逆 推測は何も証明しない 海上ファウジュダール 裁判 海賊国家 幽霊裁判 これを証拠と言わずしてなんと言うか 処刑ドック2021/08/14

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