曹操 卑劣なる聖人 第四巻

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曹操 卑劣なる聖人 第四巻

  • ISBN:9784910112039

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内容説明

大権奪取、天子を擁して諸侯に令す

 第4巻では、 州で失地回復した曹操が、さらなる飛躍を期して皇帝を奉迎し諸侯に令していく。また、孔融や禰衡に刃向かわれるも、百官を統べて政を執る。
 曹操41歳から43歳、建安元年から三年(西暦196年から198年)までが描かれる。
 袁紹、袁術、劉備、呂布、張昻、劉表、荀彧、郭嘉、献帝はもちろんのこと、董昭、荀攸、夏侯惇、曹昂、許賴、典韋、孔融、禰衡、陳登らが登場する。

【著者】
王暁磊
歴史作家。中国在住。『後漢書』、『正史 三国志』、『資治通鑑』はもちろんのこと、曹操に関するあらゆる史料を10年以上にわたり、まさに眼光紙背に徹するまで読み込み、本書を完成させた。曹操の21世紀の代弁者を自任する。

後藤裕也
【監訳、訳】関西大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。著書に『語り物「三国志」の研究』、『武将で読む三国志演義読本』(共著)、訳書に『中国古典名劇選Ⅱ』(共編訳)、『中国古典名劇選』(共編訳)などがある。

稲垣智恵
【訳】 国際日本文化研究センタープロジェクト研究員。関西大学、京都外国語大学非常勤講師。専門は近現代中国語学。

目次

第一章 皇帝奉迎の決意を固める
第二章 豫州奪還
第三章 皇帝を謀り拐かす
第四章 大権を握り、劉備を容れる
第五章 天子を擁して諸侯に令す
第六章 張昻を降す
第七章 ?水の大敗
第八章 袁術、皇帝を名乗る
第九章 呂布を籠絡して袁術を討つ
第十章 兵糧監督官を殺めて士気を保つ
第十一章 劉表を破り、張昻を退ける
第十二章 軍政分権、荀攸を軍師に
第十三章 禰衡、太鼓を叩き曹操を罵る
第十四章 袁紹と袂を分かつ
第十五章 内応が奏功し、一挙にて呂布を破る
第十六章 曹操と袁紹、一触即発
    主な登場人物
    主な官職
    後漢時代の地図
    後漢時代の司隷の地図
    後漢時代の冀州、青州、 州、豫州、徐州の地図

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

若黎

2
図書館本。 だんだん面白くなってきましたねえ。2023/07/17

紙魚

2
安定した地盤を手に入れ、朝廷の馭者となり、郭嘉や荀彧といった才人たちと共に事業に当たることができている人生最良の時期かな。たびたび現れる、荀彧とのズレが今後の展開を暗示していて悲しいやら恐ろしいやら。2020/11/10

みのむー

0
曹操と何度も直接対決しているからか張繡が高評価。 見目麗しい劉備一門。うちにはなんでイケメン武将いないのと悔しがる。 陳登の有能ぶり。曹性の漢ぶり。陥陣営つよい。 曹操陣営の派閥争いや足の引っ張り合いや手柄取り合いが生々しい。ここに途中参加や降ってからのしあがるのは容易ではない。 寄せ集め呂布軍。お国言葉で呼びかけれらて投降する一般兵。そりゃ帰りたいよと同情しました2022/02/03

ぬる燗

0
いつの間にやら曹操は皇帝の劉協を手中に収め、皇帝の名のもと天下を狙う。美女に現を抜かしている間に敗北を喫し息子や愛将まで失い命からがら逃げるという実に人間臭い一面を見せる。これって史実なんだろうか。作者が、曹操の第一人者の歴史家・王 暁磊だけにそう思う。劉備玄徳を麾下に加え、呂布を打ち負かし、いよいよかつての友、袁紹との決戦が始まる。 それにしてもよく似た名前、読めない漢字、どこかイメージのわかない地名、前に進まない、と思うのは私だけだろうか。2021/01/15

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