新世代ミステリ作家探訪

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新世代ミステリ作家探訪

  • ISBN:9784334952617

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内容説明

若手書評家として精力的に活動を繰り広げる若林踏。主催するトークライブでは、新世代作家たちに真正面から問いをぶつけていく。熱中した物語、創作論作法、問題意識……。和やかなトークは、時に熱を帯びながら、深まっていく。そして、語らいの先に浮かび上がったものとは!? 各人各様に進化するミステリの最前線。読書をより深く楽しむための一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

111
いわゆる特殊設定ミステリのガイドとして読んだ。1冊でも知る作家は3人だけで名前も初見な人も多いが、新本格とマンガとゲーム、ラノベの影響を浴びるように受けた世代だろう。異世界やダンジョンや転生などが普通なマンガやゲームの延長で新本格風ミステリを考えれば、従来の常識を覆した作風が開花したのも当然だ。その点は理解できるが、ミステリの細分化が一層進むのではないか。コアな読者は受容しても広くは読まれず、東野圭吾や宮部みゆきに匹敵する作家が出るとは思えない。小劇場が衰退し商業演劇に吸収されたのと同じ未来が予想される。2022/03/24

ハスゴン

29
確かに少し値段ははるが、現時点での人気作家のインタビューが読めるので、お手元に備えておく本ですねー2021/07/28

緋莢

18
図書館本。著者が行っているデビュー10年以内(2019年末の企画立案時)のミステリ作家を招くトークイベントと WEB媒体に掲載したインタビュー2本を収録した本。登場している作家は10名。7名が、一作以上読んでいる作家でした。<私はけっこう「天啓型」の作家というか、自分の中に降りてきたものしか書けない質>だという 斜線堂有紀。『私が大好きな小説家を殺すまで』は、メディアワークス文庫としては異例で、出すまでに 色々な〝大人の交渉”をしたとか(続く2024/04/09

だるま

15
デビュー10年以内のミステリ作家と、編者である若林踏氏との対談集。作家に来て貰っているので、『探訪』は不当表記ですね。目くじらを立てる程の事では無いが(^-^)。注目している作家さんが半数いたので概ね満足出来たけど、対談内容がその時点での各作家の新刊の話題が中心だったので残念。もっとミステリへの想いや捉え方みたいな事も訊いて欲しかった。ご自身が影響を受けた作家の話は面白かった。青崎有吾さんの会話劇の作品が三谷幸喜さんの影響だったとは。澤村伊智さんは三津田信三さんか。そりゃ納得するしか無いねえ(^o^)。2021/10/27

ツバサ

14
自分が好きな作家や名前を知っている作家さん達の作家としての考えが知れそうだと思い読みました。どの作家さんの対談も興味深く読めましたが、中でも青崎先生、斜線堂先生、阿津川先生のお話はのめり込めました。みんな様々な考えがありつつ、似ている部分も感じられました。また、この企画の続きを読みたいと思いました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/08/03/2100002021/08/03

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