ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで

著者名：永井康徳/ミューズワーク（ねこまき）

主婦の友社（コミック）（2021/07発売）

• ISBN：9784074467013

内容説明

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病院ではなく、住み慣れた自宅で安心してさいごを迎えるという選択肢があります。瀬戸内の実話をねこストーリーマンガで。

●すべての大切な人に読んでもらいたいマンガ

●日本では、病院で亡くなる人が８割。
でも、住み慣れた自宅で安心してさいごを迎える選択肢があります。

●瀬戸内の在宅医たんぽぽ先生の実話を、
大ヒットのマンガ「ねことじいちゃん」「トラとミケ」などの
ミューズワーク（ねこまき）さんのあたたかなマンガでお届け。


永井 康徳（ナガイヤスノリ）：医療法人ゆうの森理事長　たんぽぽクリニック医師。2000年に愛媛県松山市で在宅医療専門クリニックを開業。職員3人、患者ゼロからスタートする。「理念」「システム」「人財」において、高いレベルを維持することで在宅医療の「質を高めること」を目指してきた。現在は職員数約100人となり、多職種のチームで協働して行う在宅医療を主体に入院、外来診療も行う。2012年には市町村合併の余波で廃止となった人口1100人の町の公立診療所を民間移譲した。このへき地医療への取り組みで、2016年に第1回日本サービス大賞地方創生大臣賞を受賞。全国での講演会や専門職向けの研修会など、在宅医療の普及に積極的に取り組んでいる。

ミューズワーク（ねこまき）：2002年より名古屋を拠点にイラストレーターとして活動を開始。コミックエッセイをはじめ、犬や猫のゆるキャラマンガ、広告イラストや、アニメも手がけている。ねこまきとの共著に70万部超の大ヒット「ねことじいちゃん」シリーズ（KADOKAWA）や、心がほっこりする「トラとミケ」シリーズ（小学館）など人気作品が多数ある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ベーグルグル （感想、本登録のみ）]

とても納得できる内容で、在宅医療、在宅看取りについて学べるものでした。たんぽぽ先生こと永井康徳先生の体験談をコミックとして、詳しい説明を交えて分かり易い。「食べられないから弱る」のでなく「体が必要としないから食べられなくなる」に納得。だから無理な点滴は本人の苦痛になるだけ。私も去年、実父を在宅医療にして在宅看取りをした。病院にの看取りの選択肢はなかった。先生は診療で来れなかったので家族だけでの看取りだったが、枯れるように（最期時は30ｋｇだった）苦痛の訴えなく眠るようにがんの末期を迎えた。

2021/09/19

[Roko]

家族がいなくても在宅介護が可能であることなど、最期を迎えるまでをどう過ごしていくのか、人生会議をちゃんとやっておく必要性を強く感じました。とても、いい本でした。 #ねこマンガ在宅医たんぽぽ先生物語さいごはおうちで #NetGalleyJP

2021/07/29

[OHモリ]

​・愛媛県で在宅医療を展開しているたんぽぽ先生こと永井先生のコミック版。(ちなみですが、当院では終末期を迎える患者さんやご家族にはたんぽぽ先生の​「家で看取るということ」​という冊子を無料でお渡しています。）・たんぽぽ先生の伝えたいことは「たんぽぽ先生のおうち看取り」等で分かり易く語られている。今回はコミック仕立てでさらに分かり易く伝えようとしているのがよく分かる。詳細はブログ→https://plaza.rakuten.co.jp/drunk4374books/diary/202108240000/

2021/08/12

[じゅんきち]

「点滴をしないという選択」「死に目に会えなくてもいい」それぞれの理由を聞いて納得しました。大切な家族には、一分一秒でも長く生きていて欲しいと思っているけど、そのおかげで本人が苦しんでいる事があると初めて知りました。こんな方々にお世話になりたいです。

2023/10/30

[メチコ]

終末期においてはあたり前だと思い込んでいたあれやこれやに対して、「じつはこんな選択肢もありますよ」と提示されているのがよいね。　win-winの関係を築けた話を集めるとこういう作りの一冊になってしまうんだろうけれど、その背後には心残りや後悔するような最期であったり、そもそも信頼関係すら満足に築けなかった事例も山のようにあるんだろうなと思うなど。　漫画メインなのでさらっと読めます。　なお薬剤師は出てこない模様。

2022/08/18