竹書房怪談文庫<br> 恐怖箱 怨霊不動産

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竹書房怪談文庫
恐怖箱 怨霊不動産

  • 著者名:加藤一【編著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2021/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801927049

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内容説明

「あれ?何でだろう…」
中へ入ると身内が死ぬ空き家、澤井家。
だが真の恐怖は別に…(「何でもない家」より)

建物に残る邪念。家と部屋の実話怪談28!

関わってはいけない不動産、邪悪な何かが棲みつく家と部屋の実話集。
・興味本位で中へ入ると身内の誰かが死ぬ空き家、澤井家。だが本当に恐ろしいのは…「何でもない家」
・ゴキブリが頻出する部屋。洋室から聞こえる泣き声の主は…「歪んだ部屋」
・解体業者が屋根裏で見つけた手製の絵本。絵に関わった者に不幸が…「屋根裏の絵本」
・前の住人が置いていった姿見に映る影。休日にだけ感じる不吉な気配「日曜日の部屋」
・外から見ると2階建てだが、階段がない家。上から聞こえる物音と声に両親は口を噤むが…「あの家のこと」
・瑕疵物件を渡り歩くプロでも駄目だった部屋「田沢さん」
……他、全28話収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

71
テーマ別怪談アンソロジー。本書のテーマは昔から怪談と切り離せない瑕疵物件。この瑕疵物件を怪談の主題にするというのはもう数えきれないほどあって、大体似たような構成となっているのが多い。その場所で昔何かがあり、それを因縁とする怪異が起こる。斯様なパターンが多くそこから外れたものを期待したのだが、やはりそれから逃れるのは難しいみたい。しかしそのパターンに沿ったものは怪談らしくなるのも特徴で、それはそれで楽しい。アンソロジーらしく各人の力量を楽しむこともでき、軽妙洒脱から鬱々とした文体まで、いや、面白かった。2021/07/10

こら

52
読友さんに教えていただいて、初めて手に取ったアンソロジー「恐怖箱」。テーマは不動産という事で、流行りの事故物件、瑕疵物件がやはり多い。でも、各作家によって語り口やスタンスが違って諸々楽しめる。話の結びで、さらりと入居した知人等が死んだ、と書いてるのが逆にブルっとする。更に更に新築物件でも禍が降り掛かるって...住まいは生きていく上で不可欠だから、次は自分...?という逃れられない臨場感に溢れている...!2021/09/17

あたびー

35
ただの瑕疵物件の話じゃないって感じです。安いなら瑕疵物件上等とわざわざ紹介してもらう人もいるそうです。それだけみんな困ってる。でもそんな人も入居しない物件もある。2階にいる何かを置いとくという約束で安く買う人もいる。本当に人間も物件も色々様々です。そもそも、大島てるにも載らない物件もあります。警察が言わず、大家が言わず、店子も気がついていなかったら、事件にもならない訳ですから。嗚呼、誰を信じたら良いのでしょうか?地面を掘り進んで井戸を発見し、手順を踏んで家を建てた方は凄かったですね。それでも怖いけど😅2023/05/17

★YUKA★

32
どの話も怖い。中でも「バイバイバイ」が本当に気持ち悪い。2021/08/14

30
事故物件とは案外近くにあるのかも知れない。個人としては犬が死ぬ家だけは絶対イヤだ。犬が好きだが他の生き物も死ぬのは嫌だな。2021/08/15

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