出版社内容情報
同じく『付録と補遺』の一部.該博な教養を模範的な散文のうちに盛りこんだこの人生の箴言集は,哲学の専門領域を越えた書として広く読まれる.ドイツ観念論の体系構築をしりぞけて,世界はすべて盲目的意志なりと説いたこの厭世的哲人が語る『知性』の章は,その透徹した観察と辛辣な表現によって読む人すべてを魅するであろう.
内容説明
ショーペンハウエル(1788‐1860)の主著『意志と表象としての世界』以上に愛読された『付録と補遺』の一部。該博な教養を模範的な散文に盛りこんだこの人生の箴言集は、哲学の専門領域を越えた書として広く読まれる。ドイツ観念論の体系的構築をしりぞけて、世界はすべて盲目的意志なりと説いた厭世的哲人の透徹した観察と辛辣な表現。
目次
哲学とその方法について
論理学と弁証法の余論
知性について
物自体と現象との対立についての二三の考察
汎神論について