内容説明
人間には危機に対応する心のしくみが備わっている。しかし、そのしくみにはどうやら一癖あるらしい。感情と合理性の衝突、リスク評価の基準など、さまざまな事例を元に最新の研究成果を紹介。
目次
はじめに
第1章 リスクと心理学
リスクとは何か?
リスクの大きさはどのようにして決まるのか?
過去のデータが使えない場合
リスク評価はブレる
なぜリスクの問題に心理学がからむのか?
リスク心理学の誕生
リスク認知とは?
第2章 判断を決める「二つのシステム」
事例情報vs統計情報
二重過程理論
顔が見えると助けたくなる
わかっちゃいるけどやめられない
リーダーシップに必要な二つの視点
第3章 「恐ろしさ」と「未知」
反応の強さを決めるもの
ハザードとベネフィット
初期のリスク認知研究
「恐ろしさ」を評価する
「未知」への警戒
自転車と新型コロナ
【研究者紹介 バルーク・フィッシュホフ】
【研究者紹介 ポール・スロビック】
第4章 直感のしくみ──ヒューリスティクス
ヒューリスティクスとは?
利用可能性ヒューリスティック
二文字目しりとりは難しい
アンカリング効果
危険な津波の高さ
〝天然の方が良い〟ヒューリスティック
なぜ「人工」が悪者になるのか
感情ヒューリスティック
ワクチン副作用のケース
ヒューリスティクスの重なり
【研究者紹介 エイモス・トゥベルスキー&ダニエル・カーネマン】
【研究者紹介 マイケル・シーグリスト】
第5章 人それぞれの不安
ギャンブルは好きですか?
新型コロナ対策の評価
何がグループを分けるのか
リスク認知の男女差
科学リテラシーでリスク認知は変わるか
第6章 リスクに向き合う社会
偏見
ステレオタイプ
公正世界誤謬
確証バイアス
置き換えられた攻撃
新型コロナとマスク
マスク着用の不思議
リスク対策をする理由
リスク対応と社会的制度
おわりに
参考文献かつ推薦図書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんどうれおん
oooともろー
takucyan1103
史
yokkoishotaro
-
- 電子書籍
- 悪党の愛娘になりました【タテヨミ】第7…
-
- 電子書籍
- これ何?がわかる 草花図鑑
-
- 電子書籍
- 金色の文字使い ―勇者四人に巻き込まれ…
-
- 電子書籍
- となりの保護者ちゃん 分冊版(4)
-
- 電子書籍
- 唇にパンク 5巻