ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

  • 著者名:西川善文【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062167925

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内容説明

安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放、銀行大合併、UFJ争奪戦、小泉・竹中郵政改革……現場にいたのは、いつもこの男・西川善文だった。密室の出来事すべてを明かす!「私は悪役とされることが多かった」顔が見える最後の頭取=「ザ・ラストバンカー」と呼ばれた著者が綴った、あまりに率直な肉声!

目次

第1章 バンカー西川の誕生
第2章 宿命の安宅産業
第3章 磯田一郎の時代
第4章 不良債権と寝た男
第5章 トップダウンとスピード感
第6章 日本郵政社長の苦闘
第7章 裏切りの郵政民営化

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T2y@

52
かのバンカードラマ大ヒットにより、積読から改めて読了。不良債権処理、銀行再編、郵政民営化、毀誉褒貶受けながらも、信念を貫き働いた真のバンカー。墓場まで持って行った事もきっとあったのだろう。それでも伝わるリアリティ。2020/09/26

こばきよ

36
どんな方か知らずに読みました。自分はメガではないですが一銀行員なので、非常に興味深く読めました。債権回収畑が主でどちらかというと影というか、裏側を歩かれて来たのですね。目の前の会社の破綻処理いかんでは自社の存続、惹いては日本経済に重大な影響を及ぼしかねない場面、ハラハラでした。回収畑、再建事案にこそ大きな仕事の価値があるとよく思います。郵政問題では内実は全然知りませんが、政治って何なんだろうってつくづく思わされます。仕えたら大変なんだろうけど、数々の修羅場を通ってきた稀有なバンカーだったのだと思いました。2013/05/06

アメフトファン

33
一時マスコミにたたかれていた西川氏がどのような思いで生きてきたのかを知りたくて手に取りました。日本を揺るがしたバブル崩壊の後の不良債権問題について改めて当時の状況を生々しく知る事が出来て勉強になりました。郵政問題ではかなり叩かれていましたが、どんな困難にも逃げずに戦った人だったんだなという事が良く判りました。これからの会社人生、様々な困難が待っていると思いますが、私も逃げずに全力で戦おうと改めて思いました。2016/02/20

Willie the Wildcat

29
「不良債権、30年・・・」。単に自社の危機のみならず日本金融界への波及も考慮した言動。磯田氏への”とどめ”がその究極。最後に記載された氏のリーダーシップ論にも共感。郵政での苦渋の経験も本来はその合理性をベースに、論理的に結論付けられるべきと感じる。”政局”は少なからず影響している・・・。気になったのは『調査部の能力低下』。”その後”の記載はないが、現場力の低下への懸念はどの業界も同じかもしれない・・・。それにしても日経平均株価、¥38,915!かぁ・・・。(汗)2012/06/17

ゲオルギオ・ハーン

23
三井住友銀行初代頭取、日本郵政社長を歴任された著者の回顧録。問題には恐れず正面から向き合い、批判を恐れず合理的に対処された勇敢なビジネスパーソン。実務に強く、トップになっても陣頭指揮と現場視察を欠かさないのは読んでいて心から尊敬しました。また、書き方が簡潔で分かりやすく、当時の銀行業界に詳しくなくても、銀行に対する風当たりの強さ、どうして統合が必要だったのかも知ることができました。また、日本郵政の章では民営化した時に政治家が足を引っ張る様子にこちらまで気持ちがげんなりしてしまいました。2020/08/25

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