内容説明
ヴェルディ《椿姫》は、誰もが知る「乾杯の歌」で有名なイタリア・オペラの名作中の名作。日本のイタリア語研究最高権威による訳は、これまでの同曲の対訳では知ることのできなかった、イタリア語に精通した人にのみ可能な、細部にまで目の行き届いたもので、すべてのオペラ好きにも満足のいく内容となっている。この曲の対訳決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里季
3
今年はヴェルディの生誕200周年。で、明日、オペラ「椿姫」を観に行きます。 以前にぱらりと読んでおいたのを、急いでもう一度読みました。 この対訳本を読んだだけではわかりませんが、私は、高級娼婦ヴィオレッタが、愛するアルフレードから身を引いて、病に伏してからの後半の方が好きです。「乾杯の歌」や「不思議だわ~ああ、そはかの人か~花から花へ」のアリアはあまりにも有名で、華やか。でも、第3幕の彼女の人生の終末に私は心を打たれます。明日が楽しみです。2013/03/08
bluemoon
2
原作は椿姫であるが ヴェルディはオペラの題名を ラ•トラヴィアータとした。 トラヴィアータ(道を踏み外した女)は 3幕4場でヴィオレッタのアリアの中で 2度歌われるだけである。 絶望したヴィオレッタが、神に救いを求めて、許しをと、歌うのである。2022/08/11
takakomama
1
METのライブビューイングの予習。高級娼婦ヴィオレッタと南仏プロヴァンス地方の旧家の息子アルフレードの純愛物語。2019/02/12
のほほんなかえるさん
1
勉強になるオペラだった。2011/02/24