内容説明
食育、伝統文化、地域活性化の視点から、今あらためて見直されている日本の伝統野菜。種類ごとに見やすく分類・配置し、子どもたちの調べ学習に使いやすい1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
22
子どもの頃、祖父や近所の人の畑に植わっていて、旬の時期には毎日のように食卓に上っていた野菜たち。京野菜みたいに、ご当地の伝統野菜が沢山あったことに改めて気付くことができてよかった。碓井(うすい)えんどう、石川早生〈里芋〉、河内一寸空豆、八尾若ごぼう…自分の故郷発祥の野菜たちが愛おしくてたまらない。とりわけ、根が小さくて、長く伸びた茎の歯触りと香りを楽しむ若ごぼうが大好きで、これから旬を迎えるので、油揚げとの炒め煮や天ぷらを実家で楽しみたい。全国のご当地野菜、おいしそうなものがいっぱいの本だった。2016/02/24
izw
12
「伝統」野菜といっても、各地で定義はバラバラ。大阪のように100年以上前から栽培され種が手にはいるもの、としたり、昭和20年以前から栽培されているものだったり、いずれにしろ、その地方に「古く」からあり、特色ある野菜を「伝統」野菜として認定するようだ。ナス、ダイコン、イモなど日頃よく見かける野菜にもこんなに種類があるのかと思う。図書館で借りてざっと読んだだけだが、手元に置いて時々眺めたい本である。2015/12/29
遠い日
11
野菜が大好きなので、珍しい野菜をたくさん知ることができて嬉しい限り。わたしが大人になってよかったなぁと思うことのひとつに、野菜をなんでも食べられるようになったことがあります。わたしの子どもの頃の野菜といったら、臭いがきつくて、アクも強くて、本当に食べにくい野菜が多かったので、好き嫌いが多かったのです。2018/05/10
小鈴
10
伝統野菜に定義はなく比較的古い品種を指す。この古さの定義も地域により異なり、加賀野菜は昭和20以前から栽培されたもの、なにわの伝統野菜は100年以上前など。この本では写真つきで8地域、22種類の野菜を紹介。見ているだけで楽しい。加賀や京野菜は有名だが、山形や会津も伝統野菜が豊富。愛知は古くから野菜作りが盛んで、東海道の尾張地域は全国の種が集まり種苗業が盛ん。工業のイメージが強いけれど実は農業も盛んですよね。人参やブロッコリーは生産高上位。2015/10/15
りお@積読本増加中
2
たまに読むのや、息抜きにはよかった。2016/09/16