世界の天変地異 本当にあった気象現象

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世界の天変地異 本当にあった気象現象

  • ISBN:9784863134959

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内容説明

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すさまじい地球の姿!

豪雨、豪雪、暴風、干ばつ、極寒、稲妻など、世界各地で見られる天変地異。見舞われればとんでもないが、果てしなく美しくもある。100枚を超える迫力のある写真と、それぞれの状況を伝えるわかりやすいキャプションで、読む人に畏怖の念を抱かせる1冊。

目次

はじめに
大気の大循環

温度
降水
さまざまな現象
未来の気象
エピローグ
気象記録
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

133
人を驚かせ、魅了する極端な気象。写真の迫力が尋常でないのが特筆点。嵐、竜巻、干魃といった定番は勿論、無風海域、着氷した灯台、動く石などシュールで幻想的な光景も壮大なスケールで撮影。暑さに喘ぐコアラ、冷たい風に身を寄せるペンギン、まつ毛を凍らせたシベリアの女性など映え方も多彩で、解説の文章量や専門性も程よい。多くの現象に温暖化が密接に絡んでいることの示唆も本書の眼目で、人類が地球のエネルギー収支の均衡を崩した結果到来する近未来の一部として認識すべきだと警告している。「極端」が「普通」になるのは時間の問題だ。2021/12/24

アナーキー靴下

89
美しく迫力あるナショジオクオリティの写真で、世界の気象現象を伝えてくれる一冊。美しいものから衝撃的なものまで、本当に凄いし、気象現象の発生経緯等についても詳しい解説があって良い本である。ただ全体としては異常気象による自然災害に重点が置かれ、人間による環境破壊・気候変動への警鐘を鳴らす、といったメッセージ性が高い。「天変地異」の言葉から、火山関連の写真が当然あると期待していたのになかったこともあり、タイトルのイメージと中身がずれているように感じた。自然の驚異にというより、人類の罪状に打ちのめされる本である。2021/09/29

エピファネイア

87
気象現象の瞬間を捉えた写真の数々に思わず息をのむ。まさに瞬撮だ。オーロラや雲の写真のように思わず見とれるものもあるが、ほとんどは自然の驚異の瞬間を撮影したものであり、高波、竜巻、砂嵐などの写真には息が詰まりそうな恐怖を感じる。私たち人類は、自分たちが自然を所有していると考え、勝手に自然を管理し変形させてきた。いまの暮らしを続ければ厄介なことになると私たちは重々承知している。それでも一度享受した快適さ、便利さを手放す覚悟がないのだ。地球を次の世代に引き継ぐために今すぐ行動を起こさないといけないと強く感じる。2024/01/21

マリリン

46
自然は条件が整うと思いがけない側面を見せてくれる。それは美しくも想像を絶するものも容赦なく残忍な様を呈すものもある。規模の大小はあるものの日本国内でも見られる気象現象は美しいもののその場に居合わせたくないものが多い。写真は作風が微妙なものもある‥。天変地異については既読本にも書かれていたが人間の関与は否めない。日頃の何気ない生活を再考したくなる。外を歩き雲や気象現象から 天候の変化を感じ取る楽しみがあるけど。...朝の室内は30度近い。冷房が効きすぎた車内や公共施設。常温での生活は近年失われつつある。2022/06/24

Cinejazz

28
気象現象の凄まじい脅威を実写した、スウェ-デンの気象学者マッティン・ヘードベリの解説による<ナショナルジオグラフィック社>の息を呑む写真集。アリゾナ州フェニックスを襲った巨大砂嵐、ポルトガル沖の巨大波、地上で最も暑いデスバレ-の異次元世界のような光景、爆弾雨と呼ばれるバンコクの集中豪雨、有史以来一度も雨が降ったことのないアタカマ砂漠、コロラド州に降り注いだテニスボ-ル大の雹など、極端な気象が、やがて珍しくなくなる未来を見通し、その原因となっている我々人類の所業に警鐘を鳴らす一冊。2023/02/19

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