内容説明
吸血鬼――ヴァンパイア、おおよそ世界でもっともメジャーな魔物たち。夜の世界を支配し、人間を、その生き血をすする不浄の半屍人。今、かの世界にひとりの少女が入門する。
少女の名は鴻ノ森優花。だが、彼女という異端者の存在は魔都東京に君臨する吸血貴族たちにとって危険なものであった。
せまる異端審問の包囲網、その背後に蠢く遠大なる血の陰謀。寄る辺なき闇の世界で彼女を助けるのは同じ絆を抱いた半魔たち――吸血の正義執行官、精神世界の巨人、そしてアイドルプロデューサー。
『ビーストバインド トリニティ』リプレイ&データブックは“吸血鬼”をフィーチャーしたブラッディジュブナイルホラー。
ヴァンパイア関連を中心とした新たなルーツやアーツ、大罪、シナリオなど追加データも大増量でお届けする。
牙持つ少女はひとり、黄昏を駆ける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月冬弥
5
#TRPG みんな大好き吸血鬼に焦点をおいたリプレイ、ベテランGM、プレイヤー勢ぞろいでプレイングも面白いけど、キャラにネタを仕込んだのは、じゅんいっちゃんだけでなく、みんながネタを公開する瞬間が凄かった。みんなロールだけじゃなく知識もハンパねえ!!2016/05/31
葛野桂馬@時津風@ハスター
4
久々のBBTリプレイ。吸血鬼に焦点があたった、吸血鬼度の濃いリプレイだった。シナリオってウォーレンさんが良く出てくるなあと思ったりしたけど、クトゥルフでいうニャル様みたいな使い勝手のよさがあるのかも、と読んでて妙に納得したり。久々に堪能したけど、やっぱりリヴィアたん見たいなー(笑)2016/06/10
月光盗夜
1
吸血鬼をテーマにフィーチャーしたリプレイ&データブック。リプレイは、人魔邂逅以来ではないかというほど“ビーストバインドらしい”リプレイ。突然吸血鬼として覚醒させられたPC①が、自身にまつわる謎とそれを巡る吸血鬼の陰謀に巻き込まれていく、という、いつになくしっかりとゴシックホラーしている展開。大量にある情報項目を手分けして調査を進めていくミドルフェイズは、陰謀劇という今回のテーマにもマッチしていていい感じ。しかしクライマックスの敵が異様に強い。経験点30点+大罪アリだとここまでPCが強くなるものなのか。2016/05/30
ぜっとん2K
0
吸血鬼要素満載のリプレイ&データブック。ですが、懐かしいなあと思うことしばしば。考えてみれば20年近いコンテンツなんですから、懐かしい面々がいてもおかしくはないのですが、それが初めて見た時と同じ姿でいるというのは吸血鬼らしいのかもしれません。2016/07/03