道連れ彦輔 居直り道中

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道連れ彦輔 居直り道中

  • 著者名:逢坂剛
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 毎日新聞出版(2021/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620108513

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内容説明

思ったよりもめんどうな旅になりそうだ。
素性も分からぬ美少女の道連れ(付き添い)で中山道を行く彦輔たち。
珍道中を襲う数々の難関! 敵の真の狙いとは!?
江戸の旅情あふれる傑作時代小説。

主人公・鹿角彦輔(かづのひこすけ)は遠出をする人の依頼を受けて同行する「道連れ」稼業。
江戸の役人・神宮より、目的正体不明の美少年に扮した口のきけない菊野を長崎まで連れて行く依頼を受け、相棒の藤八、扇師のかなめといった個性的な仲間を伴い、中山道を旅する。
なぜかかなめに敵意を向ける菊野の付き添い・りくや、道中からんできた怪しい渡世人(やくざ)・鬼吉と蛇の目もついてくることに・・・。次第に明らかになる驚くべき旅の目的とは。

目次

目黒新富士
不忍池
市谷長源寺
板橋宿
戸田の渡し
戸田 蕨宿
浦和宿 大宮宿 上尾宿
桶川宿
鴻巣宿
熊谷宿
深谷宿 倉賀野宿
高崎宿 板鼻宿 安中宿
松井田宿
妙義道 下仁田街道
本宿
初鳥屋宿
碓氷関所
坂本宿
羽根石山
碓氷峠 借宿
塩名田宿 芦田宿
笠取峠 長窪宿
和田峠
下諏訪
伊那街道 平出村
伊那宿
鍋懸街道 経ケ嶽
飯島宿 飯田宿
大平街道 妻籠
馬籠峠
馬籠宿

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

59
道連れ稼業の鹿角彦輔訳アリな女性、菊野と京を目指す。正体不明な連中に狙われながらも、珍道中的な雰囲気が楽しい。2021/07/13

rosetta

24
★★★✩✩読んでいる間は凄く楽しい。浮世絵風のイラストが本文の前に纏めて載っていたりしてThe時代劇、The読み物、なんだったら大人の紙芝居って感じで文章が短くて改行も多く、行動描写ばかりで風景描写があまりないので500ページ弱の本が一息で読める。身分不明のお姫様を京都までわざわざ中山道を通って送り届ける用心棒(道連れ)を頼まれた彦輔が、何故必要なのかも分からないが五人、七人、八人と人数が増えてんやわんやの御一行旅を繰り広げる。江戸の旅の雰囲気が良く伝わる。でも結末がお粗末すぎて金出す気にはならない本。2021/06/03

onasu

14
旗本の三男で町屋暮らしの鹿角彦輔、公儀の端役を務めるめくぼ(目くぼ)の藤八、彦輔の隣家で扇の絵付けを生業とする勧進かなめの三人が組んでの道連れ稼業はシリーズ3作目だそう。  冒頭の富士塚の地下からの脱出から始まって、本編の中山道でもスリリングなおもしろさは絶えない。依頼人の妹と称する口の利けない女を始め、その世話をする気位の高い年増、途中から加わる俠客コンビも好演。  旅の目的と途中でのいざござが、結局のところ消化不良なのは惜しいが、巻頭の絵地図と一行の16枚のイラストは旅情を高めてくれるいい仕事でした。2022/02/24

ariel

10
ちゃんと事情を話してくれたらこんなにややこしくはならないような気がしますがとにかく大変な旅でした。蛇の目と鬼吉がなかなかいい奴らで助けになったし隼人の登場の仕方がカッコいい。昔の歩き続ける道のりはアクシデントだらけなのがわかります。 でもこの先どこへ向かおうと藤八がいれば彦輔は強く無敵です。2021/05/31

7
道連れ稼業の彦輔、めくぼの藤八、勧進かなめの三人が、若衆姿の菊野、侍女のりくを中山道を通り、京の都まで送り届ける道中のお話。途中、渡世人2人と浪人隼人が合流し、御家騒動に巻き込まれていく。。2021/04/23

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