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内容説明
【はじめにより】
僕はBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)という戦略コンサルティングファームで、まさに「もがきながら」(コンサル風に言えば、ストラグルしながら)8年間過ごし、マネージャーまで昇進した。BCGは、楽しかった。
今思うと、入社当時の僕には「戦略」や「コンサル」のセンスはなかった。
けれども、幸い、「人にかわいがられる力」(コンサル風に言えば、チャーム)はあった。
そのおかげで、数多くのセンスあふれる先輩(のちに師匠たち)との「距離」をつめることに成功し、彼らから「考え方」「働き方」のような社会人としての基礎だけでなく、人生のなかで本当に大事なこと、すべてを学ばせてもらった(厳密には、大学時代のバイト先「ウイニング受験英語」、新卒で入社した「NTTデータ」も含む)。
そのエッセンスを、「行動を変える」技術=「スウィッチ」として結晶化し、この1冊につめ込んだ。
【目次】
第0章「変化」のキーワードは「スウィッチ化」
第1章全てはここから始まる「愛と想像力」
第2章なにがなくとも「チャーム」
第3章戦い方が異なる「答えのないゲーム」
第4章ポンコツの誤解‐フレームワーク、MECE、因数分解、ロジック
第5章本質を見抜く「二項対立」
第6章タスクバカ/打ち手バカからの脱却、「論点バカ」
第7章ファクトではなく「示唆(SO‐WHAT)」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶう
15
著者はBCGの元コンサルで、現在は「考えるエンジン講座」などのトレーニングを提供する会社をしている。本書に書かれている「行動を変える7つの原理」を暗記するだけで、自身の行動が一瞬で変わると著者は言う。その原理の一つである「愛と想像力」だが、これは「相手の立場に立って物事を考える力」と言い換えることができる。これは色々な所で使える考え方であり、意識しているか否かで行動は大きく変わるだろう。例としてあげられているメールの返信はすぐしろには同意。自分自身ポンコツにならないよう書かれていることを実践していきたい。2022/01/28
江口 浩平@教育委員会
13
【ビジネス書】オーディブルにて。『コンサルが「最初の3年間」で学ぶこと』を並行して読んでいたので、内容がすんなりと入ってきた。「イをムに換える」のインパクトが大きすぎたが、(イライラしたときはムラムラしてきたと考えることで笑い飛ばせるというもの。習慣になるまで思い出したいエピソード。)上司が言っていることが180度変わった時に、「どう考えたら辻褄が合うか」を考えるというのも面白かった。自分の考えの幅を広げてくれる一冊。2023/04/21
mintia
12
暗記することはダサいと思ってたけれど考えを改めた。「考えるエンジンちゃんねる」を知らなかったが見てみる。2023/01/25
Taizo
7
著者は、BCGを経て、現在は考える力を教える会社「KANATA」代表の高松智史氏。軽快な語り口でコンサルに必要な能力をバシバシ説明していく。別に僕はコンサルで働いたことはないけど、「セルフメンタルマネジメント」「他者視点」「チャーム」「ロジカルシンキング」「説得の仕方」「フレームワーク」「論点思考」「示唆の作り方」など巷のコンサル本に書いてあることオールインワンじゃないだろうか。その意味で数多のコンサル本でいの一番に読むべき本かも。面白いし。著者も言ってるけど「イをムに理論」だけでも読んでみてほしい。2022/01/11
紫の煙
6
いろいろ示唆に富む部分はあった。フレームワーク全開のコンサル本ではなく、行動を変えろと言っている。論点とSo-what、これは忘れずにいたい。「ムラムラするなあ」もいいね。2024/09/28