内容説明
2019年に設立された日本心理療法統合学会の主立ったメンバーによる書き下ろし。400を超える心理療法が併存するなか、多様なクライエントに対し、効果的な方法による実証された支援法を選択するのは至難である。本書は、特定の学派に依拠せず、その存在を否定せず、心理療法統合について議論を交わし研鑽の深まりを望む気鋭の研究者・実践家が、日本におけるこれからの心理療法の統合のあり方を示す決定版。有効性の確立された6つの統合療法や、臨床家育成のトレーニングにも言及。また、重要な最新理論もトピックスにて提示している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
7
学生時代、心理療法の統合について興味を持ち、学会のシンポに参加したり、様々な著書を読んでいたことを思い出す。方や下山晴彦先生が引っ張る路線と、杉原保史先生がワクテルの訳書を出されたりした時期。続けて関係精神分析、二者心理学に興味をもった段階で、社会人へ。実務の上では折衷的に対応しているが、この統合について、ここまで整理されたのかというのは感慨深い。統合のあり方もいくつか、というかその歴史があり、統合的な心理療法としても、AEDP他開発されている。今後ますます注目したい。2021/05/04
言いたい放題
0
メルカリ。杉原保史のみ読了2023/07/15
言いたい放題
0
図書館にない2021/11/21




