内容説明
リーダーとは何か?
死といかに向き合うか?
第一人者が説く孔子の英知、理不尽の世の生き方。
論語の読み方と論語を通して見た世界を丁寧に解説。世界の見方が豊かになる本。
【もくじ】
1『論語』を深く読む
学校で学ぶことの中身
日本は知識偏重
知識そして道徳の実行
ほか
2『論語』の急所
学びて時に之を習う。 学而時習之。
朋 遠方自り来たる有り。 有朋自遠方来。
人 知らずして慍らず。 人不知而不慍。
過ちて改めず、是を過ちと謂う。 過而不改、 是謂過矣。
入りては則ち孝。 入則孝。
ほか
3『論語』で見ると違ってくる世界
上手に叱る才能
個人主義の欧米と家族主義のアジア
山中伸弥氏と対談
ほか
4ことばに見えてくる歴史
「はい」は幕末に生まれた新語
日本語は形式を重視
日本人の季節感
ほか
附篇 鬼誅か鬼滅か――東北アジアの死生観
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キョウ
3
論語の解説本かと思いましたが、著者可児伸教授の深い想いのこもった本でした。深く日本を考え、論語を学び広めたく思いました。2023/05/01
FTG
1
図書館。論語の内容というよりも、日本と中国の文化の違いの話など。政治的な話は中国人にはしてはいけない(密告怖い)。中国人なりにぎりぎりな表現で習近平の将来失脚を表現してる。言語や気候は人間の考え方を決める大切なもの。 仁、は博愛ではなく、愛する厚さが相手によって変わり上下がある。←キリスト教と違うところ。2021/08/31
Go Extreme
1
『論語』を深く読む： 学校で学ぶことの中身 日本は知識偏重 知識そして道徳の実行 解釈できた上での素読 『論語』の急所： 学びて時に之を習う・学而時習之 朋 遠方自り来たる有り 人 知らずして慍らず 過ちて改めず、是を過ちと謂う 入りては則ち孝 辞は達するのみ 巧言令色、鮮なし仁 『論語』で見ると違ってくる世界： 上手に叱る才能 個人主義の欧米と家族主義のアジア ことばに見えてくる歴史： 「はい」は幕末に生まれた新語 日本語は形式を重視 議論の上手下手 日本人の季節感 都市の構造の違い 中国の食糧難2021/07/12
Noriko S
0
論語の導入本かと思ったが、著者が論語ももとに講義した内容をまとめた本。論語以外の中国についてや政治について、欧米との違い、宗教の違いなどについての内容が興味深かった。図書館本2023/02/28
ちやむ
0
過ちて改めず、是を過ちと謂う。老先生の教え。過ちを犯したのに改めない、これが真の過ちである。これ、俺のことやないですか。。。2022/05/25
