小売の未来 - 新しい時代を生き残る10の「リテールタイプと消費者

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小売の未来 - 新しい時代を生き残る10の「リテールタイプと消費者

  • ISBN:9784833424158

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内容説明

【内容紹介】
リアル店舗は、感動する体験を提供せよ――グーグル、ウォルマート、IKEA、BMW、エスティローダーなどのグローバルブランドの戦略策定に関わった世界的な小売コンサルタントの最新作。アフターコロナに生き残る店舗経営とは?

「アフターコロナ時代はますますアマゾンやアリババなどのメガ小売の独壇場となっていくだろう」
「その中で小売業者が生き残る方法は、消費者からの『10の問いかけ』に基づく『10のリテールタイプ』を追求することだ」
「『自分たちはどのタイプで戦うのか』を正しく知る小売業者だけが生き残る」
と本書の著者ダグ・スティーブンス氏は説きます。

小売業界がパンデミックに打ち勝ち、さらに繁栄するための最新情報と戦略、そしてリーダーシップについて語った、次世代小売のロードマップです。

【本書で展開される10の「リテールタイプと消費者の問いかけ」】
1「ストーリーテラー」型→自分を奮い立たせてくれるブランドはどれ?
2「活動家」型→自分の価値観と一致するブランドはどれ?
3「流行仕掛け人」型→新しくてクールなものは、どこに行けば手に入る?
4「アーティスト」型→一番充実した体験が味わえるのはどこ?
5「透視能力者」型→自分のことを一番理解してくれているのは誰?
6「コンシェルジュ」型→最高水準のサービスはどこで受けられるの?
7「賢者」型→一番いい助言がもらえるのはどこ?
8「エンジニア」型→最高に作り込まれた商品はどこで手に入るの?
9「門番」型→必要な商品はどこで手に入るの?
10「背教者」型→この商品が欲しいけれど、もっと買いやすくしてくれるのは誰?
【著者紹介】
[著]ダグ・スティーブンス(Doug Stephens)
世界的に知られる小売コンサルタント。リテール・プロジェクト社の創業社長。人口動態、テクノロジー、経済、消費者動向、メディアなどにおけるメガトレンドを踏まえた未来予測は、ウォルマート、グーグル、セールスフォース、ジョンソン&ジョンソン、ホームデポ、ディズニー、BMW、インテルなどのグローバルブランドに影響を与えている。著書に『小売再生 リアル店舗はメディアになる』(プレジデント社)など。

[訳]斎藤 栄一郎(さいとう・えいいちろう)
翻訳家・ジャーナリスト。山梨県生まれ。早稲田大学社会科学部卒。主な訳書に『ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える』『1日1つ、なしとげる! 米海軍特殊部隊SEALsの教え』『イーロン・マスク 未来を創る男』(以上、講談社)、『小売再生 リアル店舗はメディアになる』『センスメイキング』『イノセントマン ビリー・ジョエル100時間インタヴューズ』『TOOLS and WEAPONs テクノロジーの暴走を止めるのは誰か』(以上、プレジデント社)、『データ資本主義 ビッグデータがもたらす新しい経済』(NTT出版)などがある。

目次

【目次抜粋】
序章 握手とハグが当たり前だった日々
第1章 “基礎疾患”のあるブランド
第2章 異世界へのタイムトンネル
第3章 食物連鎖の頂点に立つ怪物たち
第4章 大きな獲物が狙われている
第5章 新しい時代を生き抜くリテールタイプ
第6章 小売りの技を極める
第7章 ショッピングモールの再生
第8章 小売の未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yyrn

26
小売に身を置く息子の業界を知りたくて読んでみた。買い物は日常の行動だからか欧米の事例でも理解しやすかったが、如何に「ブランド・人気」という存在が、はかなく幻に近い存在であるか、コロナ・パンデミックのような世界的危機の直面により一層顕著になったことを知る。元々なくても良いモノは多いのだろう。でも一旦落ち着くと人間の性なのか、嗜好品の購入や美食、旅行などの消費行動に走ってしまう。それはやっぱり、遊びのない人生はつまらないからなのだろう。▼休日の息子は一日中部屋から出てこない。webで情報収集も仲間との交流も⇒2022/03/17

Naota_t

6
#2029/★3.2/同著者の『小売再生』は示唆に富んでいたため大変参考になった一方、本書はそれに及ばなかった。本書の基本メッセージは前著と同じだ。手間暇をかけてまで足を運ぶ必要が本当にある店舗かどうか、「それならあのブランドだよ」と真っ先に消費者が答えてくれるかがポイントだ。そのために価値ある体験を提供できているかが重要である。それはコロナ禍を経ても変わらない真理だと思う。ーー「言ってみれば、店というのは…自社のブランドを見てもらうために、毎日何時間も生のCMを放映し続けているようなものである」p3002023/11/14

山のトンネル

6
★★★学びが多そう。パンデミックによって、日本の小売は大きな変化を迎えた。しかしながら、これは中国のデジタル化から示唆されていたことでもある。体験をいかに作るか?これを考えることは今後の小売りにおいて最も重要なことだろう。2021/08/15

モーモー

6
著者のパンデミック前にはもう戻らないという仮説は正しい。巨大な企業(アマゾン)が未領域分野(金融、教育等)に進出し、更に巨大化する将来。 ショッピングモールは厳しい。モールを箱としてとらえ、テナントから賃料を回収するビジネスは難しく、その場所を独自性のあるストーリーを描き、人々にそこに集いたいと思わせる必要がある。2021/08/08

Shohei Ito

4
コロナによるパンデミックで、これからの小売りはどうなるのか・どうしたらいいのかについて書かれた一冊。 仕事のことを考える上で読みましたが、いろいろな示唆を得られました。その中でも「問い」というものがキーワードだったように思います。「なぜ自社が必要とされるか」「今の売り場が何かの課題の答えであるなら、その課題とは何か」など、これからのことを考えるうえでとても有用な問いをもらいました。事業を通して顧客に何を伝えたいのか、それが時代を生き抜いていく上で必要なことだと思いました。2022/04/03

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