芦別 炭鉱〈ヤマ〉とマチの社会史

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芦別 炭鉱〈ヤマ〉とマチの社会史

  • ISBN:9784909281562

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内容説明

芦別最後の坑内掘炭鉱の閉山(三井芦別炭鉱1992閉山)から30年をへて明らかにされた〈炭鉱内部の仕事〉〈賃金〉〈労働者の移入・移出〉〈事故の発生状況〉、そして〈住まい〉や〈子どもの学校〉〈女性たちの活動〉……。炭都・芦別に移住し、働き、暮らし、そして去って行った膨大な人たちの足跡を追った、気鋭の研究者たちによる〈炭鉱研究〉〈地域史研究〉の比類なき一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

83
歌志内、夕張、三笠、赤平といったかつて炭鉱のあった北海道の空知地方。全国人口の少ない市のワースト4位までをこれらの市が独占している。芦別の近隣で育った自分もそうだが、そこにはいま、炭鉱で育った経験のあるかつての炭鉱の子どもはいない。1970年代までに大半が閉校し、みな全国に散らばって行った。本書で描かれているのは、戦後の大量な人びとの移入と定着、移出の地域史であり、それらをとおして住民が残したフットプリントを辿るものになっている。→2024/06/10

ばんだねいっぺい

25
財閥が地方のマチの鉱山を開発するため、電力事業と二人三脚で事業を進め、麓には労働者のための多機能なインフラが整備される。危険労働を担保するための基金の開設や婦人会の活動がある。外国人や引揚者を雇用して不足する労働力を補填する。地元には、それは、実りと混乱の両方をもたらす。2024/03/20

takao

1
ふむ2024/08/19

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