はなうたレコード

著者名：山川直人

平凡社（2021/06発売）

• ISBN：9784582288285

内容説明

喫茶店、古本屋、レコード屋……懐かしい店集う町で、豆太ときな子が奏でるささやかな恋愛模様。読めば胸にちらりと灯がともる――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[憲法記念日そっくりおじさん・寺９条]

山川直人の漫画はいい。どのコマも切り取って額縁に入れたら楽しかろう。音が聞こえそうなほどガチャガチャしていて、それでいて汚くなくて、素晴らしく可愛い。この漫画は豆太ときな子というカップルの同棲生活を描いたもの。そんなに売れない漫画家である豆太。この二人の将来がどうなるのかわからない。しかし二人の暮らしは小さく今を楽しんでいる。過去は過ぎ去ってもう無い、未来は未だ来たらずまだ無い。今を愛情いっぱいで生きれば良いではないか。二人を見ているとそんな気がする。あと、漫画の中に世田谷ピンポンズさんが出てくる。良い。

2021/06/05

[Susumu Kobayashi]

この作者に私淑している（？）弟が貸してくれた本。売れない漫画家の豆太は古書店と中古レコード屋を回るのが趣味。孤独な生活を送っていることから、独り言を口にする癖がついてしまい、それが同じような境遇の女性きな子と知り合うきっかけになる。二人の同棲生活を描いた作品。それぞれはどうということもない平凡な話だが、個性的な絵柄で読ませてしまう。時にはこういう作品をのんびりと読むのもいい。

2021/06/10

[ぞしま]

相変わらずよい。

2024/02/15

[takahiro tezuka]

☆☆☆

2021/05/29