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内容説明
少子高齢化による人口減少に加えて、コロナ対策で遅れをとった日本に逆転のシナリオはあるのか?
企業も個人もコロナ禍を生き抜くには、今までの常識を一切捨てて「戦略的に縮む」しかない。
累計88万部『未来の年表』シリーズの著者が、きわめて具体的な方法を提示する。
【目次】
第1章 先進国脱落ニッポンの逆転戦略
第2章 日本企業は「高品質・低価格」を捨てよう
第3章 コロナ後に勝つビジネスパーソンの働き方
第4章 縮小ニッポンの新しい生活様式と街づくり
第5章 「人生の未来年表」で戦略的に生き抜く
巻末データ集「平成の30年間で日本はこう変わった」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
31
戦略的に縮みを志向すれば、内需を失って、生活をも失うなけではないかという疑問。財源に囚われず、財政支出は子育て、出産、雇用確保など次世代中心にしつつ、高齢者同士でコミュニティを作り直し、未然に病気を防ぐ健康支援にお金を回して、治療費を抑える工夫。これを20年続ければ状況は絶対変わってくると思う。氷河期世代より上の人は自己責任論に凝り固まりすぎていて、頼りあうことを必要以上に嫌がる気がする。2021/11/30
薦渕雅春
27
〈コロナ禍が日本の社会をどう変えたかという分析が、しきりになされている。しかし私は、コロナ禍によってわが国が抱えてきた課題が変わったとは思わない。むしろコロナは、以前から存在していた日本の国難をあぶり出し、加速させたのである〉〈残念ながら、人口が減って行く今後の日本は、すべての産業分野で勝つことはできない。2040年代初頭まで高齢者は増え続け、勤労世代は激減していく。世界に秀でる産業分野に絞り込み、そこに資源も人材も集中投入し特化していくしかないのである〉著者が具体例と共に主張する「戦略的に縮む」とは! 2021/11/21
セヱマ
10
「未来の年表」の著者の、戦略的に縮む主張の実践編。 コロナ前の生活には戻れないし、親世代の標準的成功はもう参考にならない。GDPは上がらないし、労働生産性は低いし、国際競争力は20位半ばで停滞しているし、高齢化だし、人口減少だ。 人手不足は解消しないし、便利過ぎる生活は長続きしない。 売上高はいらない。一人あたりの利益率を上げる。薄利多売はいらない、価値あるものを。副業も、一人二役。貯蓄も大事だが、いつまでも働く意識を。学び直しを積極的に、どこでも役に立つスキルを。
ゆきを
8
日本の抱える大問題である、少子化、高齢化。コロナ禍は問題を顕在化しただけ。 どうすればいいのか? 戦略的縮小が重要なキーワードだと感じました。 また、中高年は常に「戦力外通告」される立場にあるため、他から必要とされるようリスキリングし、「トレード」に出してもらって、もう一花咲かせられるようにしなければ、と痛感しました。2021/08/09
たか
7
コロナ後はもう、コロナ前には戻らない、そのニューノーマルな社会にどう適応していくのか?年代別の戦略は参考になりました。2021/08/30