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内容説明
日本政府が打ち出した「2035年、ガソリン車の新車販売禁止」の衝撃。世界的な脱炭素、電動化の流れの中で、クルマはどう変わっていくのか? テスラやグーグル、アップル、中国企業が続々と市場参入してくる中で、日本のメーカーは競争力を維持できるのか? 自動車関連産業550万人の仕事はどうなる? 自動車産業を超えて電機・IT・運輸・レジャー…全業界を巻き込むゲームチェンジが起こる中で、いま水面下でどんな動きがあり、この先の私たちの生活や仕事がどうなるかを、丹念にリポートした渾身の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Our Homeisland
16
節目の900冊目を誕生日に読み終わりました。知り合いに勧めていただいた本ですが、非常に分かりやすく読んで良かったです。お勧めです。今まさに動いている話をこれだけの鮮度で断片情報だけでは分からない全容を理解できるようにまとめたことは実に素晴らしいことだと思います。もう動きだしている話でありながら、ゴールへの道が一筋ではないということがよく理解できました。私自身がハイブリッドに乗っていますが、ガソリン給油車を購入するのは次がラストだなと思います。CO2問題も海洋プラスチック問題も人間が作りだしたものが原因。2021/06/29
SHOGO THE SB
9
HV, EV 火力発電の多い中国では、EVを増やす方がCO2を発生させる。日本は現状、HVの方がCO2を発生させない。よって、カーボンニュートラルを各国が目指さないといけないと言っても国によって立場や重視すべきことが違う。HVで先行する日本に負けないように、EVを押している欧州や中国。2021/08/13
わたなべたけし
7
カーボンニュートラルの流れの中で、ガソリン車が今後たどる未来。 自動車業界で仕事をしている以上、最低限の知識として有しておくべき内容満載だった。 いくつか誤って認識していたものもあり、その修正を図ることができた点でも、読んだ価値があった。 100年に一度の変革期と言われる自動車業界。 ビジネス面で言えば、既に確実に訪れると想定される事態をどう追い風にするか? 確実ではないが、訪れそうな事態をどうビジネスと結びつけるか? この両面が大事であると実感した。2021/11/03
nishi
6
2050年における脱炭素社会実現に向けた道筋として、EVは必須のものになってくるがそのシナリオは現時点で様々想定される。そもそもEVを普及すべきかまだ早いかという問い自体がナンセンスであり、現時点での日本の電源構成比と時間軸についての認識の前提をそろえて議論をしないと話がかみ合うことがない。また個人所有車と商用車も別個に考えるべきであり、個人所有者については「4th Place」としての扱いが考えられるなど、単なるEVの解説書にとどまらない情報・考え方を得ることができてよかった。2021/07/04
YUJIRO
3
LCAで考えるとEVがHEVよりエコにならないケースがあるというよくある主張も載っているが、「低炭素」と「脱炭素」では質的に異なると指摘。化石燃料を燃やしている限り0emissionは達成できない。将来から逆算する目標設定で、国としての再生可能エネルギーの普及と併せて考えていく必要がある2021/06/29
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