内容説明
「会いたかった!」
「申し訳ないが、人違いだろう」
オリアナにとって公爵家嫡男のヴィンセントは優しく一途な、最愛の恋人だった。
幸せな学校生活を送っていたが、十七歳の春に二人とも謎の死を迎えてしまう。
――気がつくとオリアナは七歳の頃に巻き戻っていた。
入学式に念願の再会を果たすが、ヴィンセントには前の人生の記憶がなかった。
しかも、付き合っていたことをほら話だと思われてしまい、第一印象は最悪に……。
それでもオリアナは決意していた。この人生では必ず彼を守り抜くと。
彼が心配でなんとか傍に居続けようとがんばる女の子と、彼女が気になりながらも素直になれない男の子の、生きるか死ぬか二度目の魔法学校生活、スタート!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
43
オリアナにとって最愛の恋人だった公爵家嫡男のヴィンセント。幸せな学校生活を送る十七歳の春に二人とも謎の死を迎え、理由も分からないままオリアナの七歳から二度目の人生が始まる死に戻りファンタジー。入学式に念願の再会を果たすものの、前の人生の記憶がないヴィンセント。彼が心配で何とか傍に居続けようと頑張るオリアナと、そんな彼女が気になりながらも素直になれないヴィンセントの不器用な関係があって、それでも少しずつ好転していく展開があるからこそ、この結末には言葉もないですね…ここからどんな展開が待つのか続巻に期待です。2021/06/23
ぐっち
36
大好きな六つ花えいこさんの新刊!原因不明の恋人の死から7歳に戻ってしまったオリアナ。元恋人(相手には心当たりなし)のヴィンセントに付きまとう今生のオリアナ…。きゅんきゅんするシーンのオンパレードでこっちが死にそうになりました。ヴィンセントはもちろんミゲル愛してるし、アズラクも成就してほしい…。六つ花さんなので納得のしかけが待ってるのではと期待爆上がり中。このラストからの2巻はよ…!2021/06/27
わたー
36
★★★★★またこんなに感情を揺さぶる作品を書いてくるなんて…最高すぎかよ。突如訪れた恋人の死。悲嘆にくれる彼女が目を覚ますと、7歳のころに時が巻き戻っていた。彼の死を回避するために行動を開始する彼女であったが、彼は1周目の記憶を持っていなかったことから始まるラブコメ。たとえ、隣に立つのが自分ではなかろうとも、彼を死なせたりはしないと、孤独な戦いをする彼女に胸を撃たれ、彼女の好意の裏側に1周目の自分ではない自分を見て嫉妬する彼に心が震えた。何て切ない両片想いなんだ。そんな二人が迎えたラストには言葉も出ない。2021/06/21
すがはら
34
切ない!甘酸っぱい!ヒロインのオリアナが明るく優しくて前向きな娘だから、ついワチャワチャした学園物のつもりで油断しちゃうんだけど、不意打ちのように来る切ない場面に泣けてしまいます。舞踏会の後のハプニングは少年漫画のサービス回かと苦笑しましたが、ヴィンセントの「社会的な死」とそれを優しく放置するヤナとミゲルの図に笑ってほっこりさせてもらいました。ずっとこのままが許されないなんて。最後は叫んだです。感想書く前に2巻を少し読まないと落ち着けませんでした。2巻買っておいて良かった。2022/05/03
きいろわんこ
27
KU◉商家の娘であるオリアナは魔法学校の卒業が間近に迫ったある日、恋人である公爵令息・ヴィンセントが謎の死を遂げているのを見つけ、自身もまた亡くなってしまう。目を覚ますと7歳に戻っていたオリアナはヴィンセントの死について探り始め、13歳で魔法学校に入学しヴィンセントと再会するが…という始まりのループもの。コミカライズ既読。オリアナの押せ押せな姿勢にたじたじになって絆されながら、『ヴィンス』にまで嫉妬するヴィンセントが◎今のところ嫌な人という嫌な人は出てこなくて、展開だけが不穏。続きも楽しみ。★52023/08/13
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