内容説明
王都を狙った陰謀を解決した宮廷魔法士レイズは、新たな任務でアリナとともに東部の農園地帯に向かうことになる。公爵令嬢の館に滞在しさっそく任務を――って、どうしてこんなところまで来てるんです、姫様?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
37
王都を狙った陰謀を解決した宮廷魔法士レイズ。新たな任務でアリナと東部の農園地帯に向かった彼が、任務地の 公爵令の館で王女と再会する第二弾。王国東部の広大な農業地帯で原因不明の作物不良。その原因を探るために向かったレイズたちと、再会した公爵令嬢レナと公爵家に訪問していたリシェナ。そして作物不良の原因となっていたものの正体。事件の構図自体は分かりやすくて、ひとつの心残りを解消しつつ、危機を乗り越えてびしっと決めてみせる展開を令嬢たちもしっかり観察していて苦笑いでしたが、乙女な王女との今後が気になるところです。2021/06/20
ゆなほし
36
シリーズ2作目。出張任務編!姫様、視線を送るだけだった頃より大胆になっている。相変わらずレイズの一人称文がさらりと読みやすい。今巻は飄々とした彼が、アリナに振り回される様子がたくさん見られて面白い。主人公がずば抜けて強いという昨今のラノベ界のブームを1周まわって戻ってきたような設定は、読んでいて安心感があり、やっぱり王道的で面白い。分かりやすい勧善懲悪も、どこまでも王道を踏襲している世界観や、始まりそうで始まらない淡い恋も、いかにもライトなノベルで大変好み。やっぱりラノベって良いよね!2021/06/28
まっさん
30
★★★☆ カクヨム発魔法ファンタジー物第二弾。タイトルだけ見るとかなりラブコメ色が強い作品を連想するかもしれないが、実際はかなりファンタジー方面に力を入れている今作。個人的に主人公の一人称視点で語られる文章が肌に合うのか割と読みやすく、各要素もバランス良く組み込まれておりしっかりと楽しむ事が出来た。同じようなジャンルの作品が多いweb小説群の中で何か一つを差別化するのではなく、全体的に各要素のレベルを上げることで既視感をあまり感じなかったのは良かったと思う。タイトルが二巻にして殆ど意味を成してないと→2021/08/19
しぇん
18
1,2巻セットで買ってしまっていました。語り部の主人公がどうも好きになれいのは一巻と同じままなので、半分くらい読み飛ばしてしまいました。2021/08/14
日坂愛衣
15
相変わらず半分のお可愛い話と半分の熱い話、そんなバランスに好感を持つ。レイズさんの戦い姿はかっこいい、そしてお姫様は相変わらずの乙女チック、間接キスのシーンは尊い。これからお二人がもっと距離を縮めることを期待する。2021/06/19