オルタード・カーボン 下

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オルタード・カーボン 下

  • ISBN:9784775942123

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内容説明

NETFLIXで配信中。人気ドラマシリーズの原作本。
フィリップ・K・ディック賞受賞。

イギリスのSF作家、リチャード・モーガンの代表作「タケシ・コヴァッチ・シリーズ」の全3タイトルが順次発売。第1弾は、2002年に発表された作者のデビュー作。人間の魂がデータ保存できるようになった27世紀のベイ・シティ(サンフランシスコ)を舞台に繰り広げられるヒューマンドラマ。発表直後から多くのフォロワーを生みだし、根強い人気を誇っている。シリーズの主人公、タケシ・コヴァッチは日本人と東欧人の血を引く元エンヴォイ・コーズ(特命外交部隊)の隊員。強盗をはたらき、100年以上の保管刑に服していた彼が地球で目覚めるところから物語ははじまる。サイバーパンクとハードボイルド、ミステリが絶妙に絡み合うフューチャー・ノワールの最高傑作。2003年、フィリップ・K・ディック賞受賞。2018年、NETFLIXより本書を原作とした同名のドラマシリーズ(シーズン1)が配信開始され、世界じゅうで反響を呼んでいる。2019年に続編(シーズン2)配信予定。ブーム再燃で新たなステージへと躍進する名著の最新版。リチャード・モーガンによる2018年の序文を収録。

――テクノロジーの発達によって命の定義が変えられたこの時代、人間の意識は、今や脳に保存され、新しい肉体(スリーヴ)にダウンロードできるようになった。その結果、死などレーダー上の小さな輝点にすぎなくなった。元特命部隊隊員タケシ・コヴァッチは何度か殺されたことのある男だが、最後の死はことさら苦痛をともなうものだった。その後、ベイ・シティで新たなスリーヴをまとって再生した彼は、怪しげで暗く大きな謀略のど真ん中に放り込まれる。その謀略は存在が売買可能となった社会の標準に照らしても、邪悪この上ないものだった。タケシにとっては胸に銃弾を食らい、風穴をあけられたことさえただのはじまりにすぎなかった。

・巻末解説 北上次郎

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロア

10
ハードボイルド・フューチャー・ノワール!!面白くて上下巻一気読みでした(*´ω`*)いや~凄かった!2023/04/08

ノベツ

8
読み終わると、カウボーイビバップの「浪花節だぜ、まったく」というセリフが脳内再生されたよ。SFだけど人情の物語。清濁併せ呑むエピローグが憎らしい。 長文感想 https://note.com/nobetsu/n/n781572e4436f 2023/08/24

てっちゃん

4
それなりに面白かったが、苦痛だったのは、出てくる人物名が誰のことか分からなかったり、突然何の説明もなくカタカナ用語が出てきてちんぷんかんだったこと。2024/06/22

ますりん

3
Netflixを観る機会がないので、友達激推しのこの作品を小説で。このディストピアをここまで緻密に言葉でビジュアライズする才能ってなんなんでしょ。ため息しか出ません。記憶や意識はバックアップされ、肉体は交換され、そして死は極めて曖昧な概念となり果てた世界。自殺した富豪からの依頼、殺し屋の介入、いま身にまとっている肉体の元の持ち主の過去、不審死の娼婦、かつてのエンヴォイ時代の記憶。もう絡みに絡み合って900ページ、もう一回くらい読み直さないと全貌がわからないくらいこんがらがってます。。。。。2022/10/16

果てなき冒険たまこ

1
意識がデータ保存出来て身体(スリーブ)を着せ替えることのできる世界でのハードボイルドタフガイの物語。関係ないところで以前登場したチョイ役の名前が出てきて誰だっけこいつな個所がとても邪魔。全体的にはもう少し整理できたんじゃないかと思うけどストーリー的には悪くない。でも人の意識を国家(権力者)が管理する社会は正直言ってディストピア。便利そうだけどただ長生きしたいという欲望を実現したものでしかないから制度の目的が特に感じられない。あとホテルのサービスコンピュータの意識をダウンロードするって。。それはねぇ。2022/04/07

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