内容説明
小4の国語教科書に掲載されている、点字を考案した盲目の少年「ルイ・ブライユ」はどういう人物か。そのほか石川倉次を中心とした日本の点字づくりに貢献した人物を紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杏子
21
この7月に出たばかり。タイトル通り、「ルイ・ブライユと点字をつくった人びと」の詳細を知ることができる。知らなかったことも沢山。点字の楽譜があることや、ヘレン・ケラーがルイ・ブライユの点字を世界共通のアルファベットに統一させていたことなど。価格は張るが、ぜひ学校に入れたい。点字のはじまりから、世界に広がっていった点字、日本では?点字を完成させた石川倉次の他、点字の新聞を作った人、図書館事業に力をつくした人びと、点字器の開発、点字を作る道具、点字の本や絵本、身近にある点字や触れる博物館や美術館の紹介などなど…2016/08/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
ルイ・ブライユについては、大まかに違う本でしていましたが、この本はルイ・ブライユの背景や、日本点字の父石川倉次、ルイ・ブライユの点字を世界で統一したのがヘレン・ケラー、ヘレン・ケラーが尊敬する江戸時代の盲目の国学者塙保己一、についても書かれています。2019/11/13
どら母 学校図書館を考える
13
記入漏れ 勤務先で購入2019/06/12
みー
8
小学4年生・国語の教科書に紹介されている本だということで、読んでみた。とても分かりやすく、物語と資料とを織り交ぜて、書かれている。図書館本。2016/12/14
ikedama99
7
図書館から借りた本。以前より点字に興味があったので、それがいつどこでできたかを知りたくて借りた。子供向けではあるが、点字の由来はもとより各国での情勢やかかわった人たちの動きや思いがつづられていて、読みごたえは十分あった。ヘレンケラーの名前も出てくるし、彼女が尊敬する日本人として、塙保己一(江戸時代の盲目の国学者)の名前が出てきたことにびっくり。点字の新聞もあるとのこと。予想以上に点字の世界は広がっていると感じた。(まだまだ不足なのだろうけど)もっと知りたくなった。2020/02/02