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内容説明
やさしかったはずのお友だちの、こわいささやき。(「紫音ちゃんとわたし」/あたしのお母さんは人魚です。いまは海に家出中。(お母さんは人魚姫))/テニスをやめなかったら、ぼくはあの子になっていた?(「ぼくは消えたくない」)/一人多いのは、うちのクラスのいたずらな学級わらし。(「ミズキとアオイの話」)など、6年1組のクラスメイトに起こるちょっと不思議な出来事たち。「むこうがわ」シリーズ第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひとみ
2
六年1組には「学級わらし」と呼ばれる見えないクラスメイトがいる。いつ何故どうして学級わらしが噂されるようになったのか。その過程をまとまりのないクラスの子供達にスポットをあてながら語る連作短編形式の小説。イマジナリーフレンドやドッペルゲンガーなどを交えながら、内向的だったりお調子者だったり気が強かったりおっとりしていたり如才がなかったり様々な子たちの内面を語る。子供の時に読んだ創作児童文学ってこんな雰囲気だったなと懐かしくなった。結末がややファンタジーに寄っていたのが残念だったけれど好みの問題だろう。2017/07/07
菱沼
1
それぞれ面白かった。人魚姫のお母さんの話が印象に残った。しかし、学級わらしのことくらいで(「くらい」でいいのかとも思うけれど)七海とサヤカが仲良くなるだろうか。最初の話と、最後の学級わらしの紫苑とは同じ子なのだろうと思うけれど、だとしたら最初のエピソードの未来ちゃんは何か特別な能力があるんだろうか。幼稚園のころに「紫」という字を覚えた背景を聞きたかった。2017/05/04
こうしるばうま
0
面白いんだけど、すっきりしない。2016/05/05
ピッコロ
0
むこうがわシリーズの3作目 6年生のクラスメイトたちのちょっと不思議なはなしや怖いはなしの短編集 出てくる子どもたちにリアリティある。1話目の話は窓から友だちを落とそうとする場面など描写がやや過激に感じた。2015/07/26
Misuzu Fukudome
0
椋鳩十児童文学賞受賞者の三作目。個性派揃いでまとまりのない6年1組。それぞれの子どもたちの成長話かと思いきや、学級わらしの存在が浮上。卒業式の朝、教室に広がった光景とは!子どもたちの力を感じ、胸いっぱいになる作品。2015/04/27