原典完訳  アヴェスタ ゾロアスター教の聖典

個数:1
紙書籍版価格
¥9,680
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

原典完訳 アヴェスタ ゾロアスター教の聖典

  • 著者名:野田恵剛【訳】
  • 価格 ¥7,744(本体¥7,040)
  • 国書刊行会(2021/05発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 2,100pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784336063823

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

紀元前1000年頃、ゾロアスターが西アジアで創始し、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教に多大な影響を与えた世界最古の創唱宗教ゾロアスター教――その根本テキストが、今、生きた言葉でよみがえる! 壮大な神々への賛歌にして、宗教学・神話学・言語学や古代イランの歴史・文化に興味ある人は必読の、世界的大古典。

◆『アヴェスタ』とは
そのゾロアスター教の聖典が古代のイラン語であるアヴェスタ語によって書かれた『アヴェスタ』である。それは神々への賛歌・詩頌、祈兊書、祭儀書など、多数のテキストから構成され、もともとは口伝で伝えられてきたものと考えられている。この中でもとくに重視されるのは「ガーサー」と呼ばれるゾロアスターの言葉で、古アヴェスタ語の韻文で書かれ、『アヴェスタ』の最古層に属している。
『アヴェスタ』全般の内容を概観すると、善神アフラ・マズダーと邪神アンラ・マニユの対立を軸とした二元論的宇宙観を基軸としていて、信仰者には善思・善語・善行の三つの徳の実践を求め、世界の終末には救世主が現れると説く。
 アヴェスタ語は言語学的にはインド・ヨーロッパ語族のインド・イラン語派に属し、インドのヴェーダ語(サンスクリットの古形)と関係が深い。ヴェーダ語で書かれた古代インド(バラモン教)の聖典『リグ・ヴェーダ』は内容的にも『アヴェスタ』と類似点が多く、このことも古来注目されている。

◆本邦初の原典完訳
『アヴェスタ』の日本語訳についてはこれまでにも抄訳や英訳からの全訳は存在したが、アヴェスタ語原典からの全訳は本書『原典完訳 アヴェスタ』が初。訳者はイラン語学を専門とする野田恵剛氏で、詳細な訳注も付され、謎多き古代宗教の全貌を明らかにした画期的な書となっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

記憶喪失した男

11
ゾロアスター教の聖典アヴェスタの全訳。あまりにも古代文献すぎて読みづらい。ちくま学芸文庫の「原典訳アヴェスタ」が部分訳だったので、ゾロアスター教について誤解しているかもしれないという心配は減った。2022/04/17

mittsko

7
野田恵剛先生による文句なしの大偉業!アヴェスタ語からの直接邦訳、しかも本邦初の完訳。底本は「ドイツのイラン・インド学者ゲルトナーが校訂したテキスト」で、一部を削除、および追加したと「訳者まえがき」にある。お一人でこの仕事というのが、人間離れしているというか、良い意味で「心胆寒からしめる」というか、とにかく絶句です。訳業とアヴェスタ理解の仔細については、無論ボクのような素人が口を出せるところなど皆無。今後、ゾロアスター教について触れるときには、常に参照させていただきます。もう、ありがとうございます!としか…2023/12/27

鏡裕之

4
ちくま学芸文庫から出ている『アヴェスター』は、全訳ではない。全編を翻訳したもの、すなわち「完訳」と言えるものは、国書刊行会から出された本書のみ。しかも、英訳やドイツ訳からの翻訳ではなく、原典からの翻訳。その意義が値段に表れている。高価だが、紛れもなく本書は知的な財産だ。訳者の野田先生と出版社の国書刊行会に拍手を贈りたい。2021/01/02

2
物凄く読み易かった。 日本語で躓かないのは勿論、表現がすっと入って来てイメージし易い。適宜補われる言葉が読み進める上でジャスト。文字の配置や大きさも今の自分に優しかった。翻訳に感謝。この方、文法書も書かれているのか…読んでみたくなってしまう。2020/10/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16580016
  • ご注意事項

最近チェックした商品