ベトナムを知れば見えてくる日本の危機 ~「対中警戒感」を共有する新・同盟国~

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ベトナムを知れば見えてくる日本の危機 ~「対中警戒感」を共有する新・同盟国~

  • 著者名:梅田邦夫【著】
  • 価格 ¥1,331(本体¥1,210)
  • 小学館(2021/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093888233

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内容説明

なぜ、今ベトナムが重要なのか?

2020年3月まで駐ベトナム全権大使を務めた著者による核心リポート。〈中国の超大国化と南シナ海、東シナ海における「力」の行使、アセアン分断化等が顕著になる情勢下、東アジア諸国の中で、ベトナムは日本にとって最も信頼できる国となった。ベトナムがより強く、より繁栄した国になることは、ベトナムのために重要なだけでなく、東アジア地域全体の繁栄と安定にとっても重要である。日本はできるだけベトナムとの連携を強化し、発展努力を支えたい〉――。
長年中国と対峙して染みついた「中国を信用してはいけない」というのがベトナムの行動原理。対中リテラシーでは学ぶべきところが多い。ベトナムの歴史から日本が学ぶべき対中国に関する教訓や中国が「敵」に対して駆使する三つの戦法(法律戦、世論戦、心理戦)は必見。
さらに、第二次世界大戦後にベトナムに残留した日本兵の遺児らの墓参についても詳報。さらに、進出日系企業ASEAN1位という経済力など、新同盟国ベトナムを縦横無尽に活写する。

(底本 2021年6月発行作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

2
日越両国、この100年 自然の同盟国―ベトナムの重要性が増した理由1:ベトナムから見た中国 中国の飛躍と蛮行 日本とベトナムとの関係  日本の少子高齢化、労働力不足問題とベトナム―ベトナムの重要性が増した理由2:ベトナムのマンパワーに頼る日本 歴史的転換期を迎えているベトナム経済―ベトナムの重要性が増した理由3:ベトナム経済の現状 日越間の経済関係緊密化 ベトナムの持続的成長に向けた課題 似て非なるベトナムと中国:ベトナム共産党の独自性 中国とベトナムの相違点 ベトナムの改革努力 世界有数の親日国ベトナム2021/07/15

dragon

1
ベトナムの歴史やベトナムと日本の関係の歴史がよく理解できる。また、同じ共産主義の中国とベトナムの違いもなるほどと思わせる内容だった。最近の国家主席の退任によりベトナムの権力構造が変化するのかどうかが気になりますね。2023/07/31

おしょうゆ

0
ハノイ一人旅中に読了。タイトルからして著者の思想を強く感じる書き口だったが、そこが良い。バイク大国のベトナムにホンダが全国の小学1年生に毎年200万個のヘルメットを寄贈していることに驚くとともに誇らしい気持ちになる。あんなに褒められた大谷さんのグローブ寄贈は6万個らしいので、この規模の大きさが窺える。今住んでいるタイと比べても圧倒的にヘルメット着用率が高かったことに日本の会社が貢献しているのは素直に嬉しい。他にも技能実習制度や留学のために日本に来るベトナム人の実態も解像度が高く説明されている。2024/04/20

はるなつ

0
いちばん面白いのは中国との比較の章だと思う。まあでも全体的に、ちょこちょこ笑わせにくる文があって吹き出しそうになる。日本企業の話とか、排気ガス問題とか、人に話したくなる小話も多い。図書館で偶然見つけてよかった。2023/05/04

ワシじゃ

0
共産主義国なのに親日国家とは、更には多くの日本の著名人がベトナムの為に支援…尽力しているのには驚いた。中でも俳優の杉良太郎氏は活動期間の長さといい、金額といい、支援の充実ぶりは素晴らしい。 中国との長年の関係にも日本が手本にすべきことは多々ある。2022/11/06

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