角川ホラー文庫<br> 異端の祝祭

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角川ホラー文庫
異端の祝祭

  • 著者名:芦花公園【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2021/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041112304

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内容説明

失敗続きの就職浪人生・島本笑美。
原因は分かっている。彼女は物心ついた時から生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。
街に溢れ返った異形のモノたちは、自分の姿が見えていると分かるや否や、笑美に纏わり付いてくる……。

ある日、ダメ元で受けた大手食品会社「モリヤ食品」の面接で、笑美はヤンと名乗る青年社長と出会う。
出会ったその瞬間から、何故か自分に惚れ込んでいるヤンに心奪われ、笑美はそのままモリヤに就職することを決める。
しかし「研修」という名のもと、ヤンに伴われて笑美が見たのは、「ケエエェェェエコオオォォオオ」と奇声をあげながら這い回る人々だった――。

一方、笑美の様子を心配した兄・陽太は、心霊案件を専門とする佐々木事務所へ相談に訪れ……。

ページを開いた瞬間、あなたももう「取り込まれて」いる。
カクヨム発の「ほねがらみ」がTwitterでバズり大反響! ネット民を恐怖の底に叩き落とした驚異の新人作家が放つ、民俗学カルトホラー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

155
怖い、というよりは気持ち悪い話。あの「儀式」の描写はなかなかのおぞましさ。でも一見、穏やかで静かなラスト…が実は一番おぞましいのか。2021/07/07

ローレンツ🐾

137
醜悪なカルトでありミステリー要素も含まれる。読み始めに想像していたものよりも読後感はスッキリ。面白かった!主人公の【るみ】のダークヒーロー的な雰囲気もより良い!シリーズ化されたらきっと購読してしまうだろうなぁ〜2021/09/09

まさきち

137
民俗学カルトホラーということでしたが、ほぼほぼカルトホラー。詳細がつかみきれないままラストを迎えてしまった事柄が多く、少々消化不良気味な読了感。、2021/08/30

こら

126
大好物の「民俗学カルトホラー」と銘打たれていたので、早速シュバりました。正直、民俗学との絡みは薄いです。しかしカルト宗教の描写が、普段宗教に関係ない多くの読者にとっては、異世界を垣間見せられるようでゾワゾワと悍ましい。バーン!と恐怖を提示するのではなく、宙ぶらりんで薄気味の悪いまま物語は進行し終わる。でも次なる展開が知りたく、ページをめくる手は止まらない……まさに読者をも「取り込む」作品。2021/10/16

machi☺︎︎゛

121
民俗学ホラーというものを初めて読んだけれど、面白かった。澤村伊智さんのぼぎわんみたいに訳がわからないものが迫ってくるという恐怖。自分に自信のない笑美は大手企業のモリヤ食品に就職が決まり喜んだのも束の間。いざ研修が始まると「ケエエコオオ」と奇声を上げながら這い回る人々、何十個と作らされる粘土で作る鳥。一体これは何のために⁇社長のヤンの異常性が怖いと思ったけれど最後まで読むと異常だったのは一体誰だったのか⁇と違う恐怖があった。2022/09/03

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