内容説明
神話のふるさとはこんな身近にあった!
日本誕生の物語『古事記』にゆかりのある地名は、出雲や明日香、諏訪湖などの有名どころばかりではなく、日本各地に数多く残っている。
本書では、今もなお使われている『古事記』由来の地名を、そのストーリーを紐解きながら紹介。
耳慣れた地名にまつわる悲喜こもごものドラマを知るとき、古代日本人の息吹が身近なものとして迫ってくるに違いない。
索引地図付き。
第一章 神々の時代:大阪市住吉区、雲南市大東町須賀、南さつま市笠沙町、JR佐奈駅など
第二章 大和平定への道:宇佐市、東大阪市日下町、奈良市登美ヶ丘、磯城郡、大和高田市片塩町など
第三章 英雄たちの足跡:会津地方、乙訓郡、曽於市、焼津市、横須賀市走水、甲府市酒折など
第四章 国のあけぼの:下関市長府豊浦町、糸島市、敦賀市角鹿町、JR富木駅、洲本市由良など
第五章 王家のいさかい:桜井市の磐余橋、羽曳野市埴生野、愛荘町蚊野、堺市美原区多治井など
感想・レビュー
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わ!
6
大学教授などではなく、ライターさんが書いた本。だから「〜なのでは」などと言った、曖昧な表現がここかしこに見られる。それに肝心の地名が原文のどこから出てきたのかが、少しわかりにくい。さらに言うと、紹介する土地名の場所が、様々な地方へ飛ぶので、混乱しそうになるのだが、これは古事記の記述自体がそんな仕組みになっているから仕方がないのかも(古事記だけに地方としては西日本が大半なので、東日本の人はそのつもりで読んで下さい)。それにしても古事記の中から地名に紐づくりところだけを切り抜く細かさには脱帽してしまいます。2024/11/01