ヒト心身状態の計測技術 - 人に優しい製品開発のための日常計測

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ヒト心身状態の計測技術 - 人に優しい製品開発のための日常計測

  • ISBN:9784339072266

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内容説明

高齢化社会において,身体のあらゆる数値をデータ化し,異常な徴候を発見する技術の開発が注目されている。本書は,生体計測に必要な電子回路の基礎技術から生体センサ,近未来の生体計測を解説した,健康計測分野の入門書である。

目次

1.はじめに
1.1 日常計測の目的
1.2 日常計測システムの概要
1.3 生体計測方法の分類
1.4 生体センサの分類
章末問題

2.生体の電気の安全
2.1 エネルギーに対する人体反応と極限値
2.2 電気ショック事故のメカニズム
2.3 電気に対する安全確保の方法
2.4 計測機器の安全と設備の安全
章末問題

3.基礎電子回路
3.1 抵抗
 3.1.1 オームの法則とキルヒホッフの電流/電圧則
 3.1.2 重ね合わせの理と鳳-テブナンの法則
 3.1.3 ブリッジ回路とひずみゲージ
 3.1.4 抵抗の交流応答
3.2 コンデンサ
3.3 コイル
3.4 複素インピーダンス
章末問題

4.生体計測のための電子回路
4.1 OPアンプとは
4.2 差動増幅器
4.3 フィルタ回路
4.4 生体計測でよく使うその他の回路
章末問題

5.生体電極と生体センサ
5.1 生体電気信号の計測
 5.1.1 心電図発生のメカニズムと心電図計測法
 5.1.2 筋電図の発生メカニズムと筋電図計測
 5.1.3 脳波の発生と脳計測
 5.1.4 眼電位の発生と眼電位計測
 5.1.5 胃電図の発生と胃電図計測
 5.1.6 電気インピーダンスの計測
5.2 電極
 5.2.1 皮膚表面電極
 5.2.2 静電容量結合型電極とドライ電極
5.3 雑音の発生と対策
5.4 生理計測センサ
 5.4.1 血圧の計測
 5.4.2 容積脈波,酸素飽和度,血流の計測
 5.4.3 呼吸計測
 5.4.4 体温計測
5.5 日常歩行計測を例とした運動センサ
 5.5.1 慣性センサ
 5.5.2 関節運動の計測
 5.5.3 外力の計測
 5.5.4 活動量の計測
章末問題

6.日常生活モニタシステム
6.1 ワンチップマイコンを使った日常生活モニタ装置
6.2 アナログ回路との結合
 6.2.1 グラウンドの取り方
 6.2.2 A/D変換と接続方法
6.3 どこまでアナログ回路による前処理を行うか
 6.3.1 シグナルコンディショニングと較正
 6.3.2 PCとの連携
6.4 近距離ディジタル通信とBSN
 6.4.1 近距離ディジタル通信
 6.4.2 BSN
6.5 電池と長時間計測
章末問題

7.日常生活計測
7.1 睡眠計測
 7.1.1 PSG計測
 7.1.2 PSG計測による快適寝具の評価
 7.1.3 簡易な睡眠計測手法
 7.1.4 呼吸計測による睡眠状態の推定
7.2 焦電型センサ,ドアスイッチなどを組み合わせた日常生活モニタリングシステム
7.3 筋電図を用いた日常生活における下肢筋活動量の評価身体活動計測
7.4 身体活動計測
 7.4.1 ジョギング支援システムへの応用
 7.4.2 加速度データを用いた歩行中の体重心軌跡の算出方法
章末問題

8.おわりに

付録
A.1 JIS C 0617電気用図記号(1997)
A.2 医用機器,設備の表示記号

引用・参考文献
章末問題解答
索引

感想・レビュー

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ほっとフクロウ

0
生体センサの研究をするならこの一冊!発行年が2010年とあって近年の生体センサの動向が体系的に纏められていて、とても役に立った。2013/06/29

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