人間ドキュメント ホームレス入門―上野の森の紳士録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635330343
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0095

内容説明

海外援助の仕事に従事していた筆者はリストラされ、ある日三歳の息子と上野公園を訪れた。そして、そこで見たホームレスの暮らしとは…。壮絶なレポートが、今あなたの魂を揺さぶる。

目次

第1章 桜とホームレス
第2章 炊き出しも楽じゃない
第3章 南米移民たちの憂鬱
第4章 無職、無収入、宗教に頼る
第5章 戦うホームレス
最終章 春遠からじ

著者等紹介

風樹茂[カゼキシゲル]
1956年北海道生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒。メキシコ公費留学。中南米への専門商社、サッカー通訳などを経てボリビアとブラジル国境のアマゾンで2年間ODAプロジェクトの鉄道を作る。首相向け政策提言、ODA援助、NGOプロジェクトに関わり世界30カ国を踏査
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅本 泉

4
著者が仕事をリストラされ、ホームレスになりそうなので、ホームレスの生活を息子を肩に乗せながら見て回った話。タイトルと内容が異なるが、ホームレスの実情を記した本としては良い。でも読んでいて興味が引かれるものでは無かった。2016/12/14

つちのこ

2
上野公園のホームレスたちの物語。軽いタイトルに惹かれ、手にとってしまったが、現実の内容は彼らの厳しい生活のレポートであった。とはいえ、会社帰りに都心の公園を通ると、ビニールシートが隙間もないほど並ぶ光景の中で酒盛りをしているホームレスの姿を見ることがある。しがない務め人である自分にはそのあまりにも気楽に映る生活が、日々働くことにがんじがらめになっていることへのギャップと感じずにはいられない。世捨て人への憧れは、サバイバルへの憧れと通じるものがあり、一度は体験したい世界なのである。(2001.8記)2001/08/08

牛タン

1
内容:会社をリストラされた無職の著者が、小さい息子を肩に担ぎ、上野の森で取材を行う。森の住民や教会、警察、都の建設局、争議団などとのやり取りを記録。巻末には政策提言。 感想:ODA事業の現場に携わっていたためか、問題に直面したとき、著者の口からは建設的な意見が出てくる。不平不満だけ訴えるよりはるかにいいなあと思った。以下、気になった政策提言。対行政:小規模金融支援、求職における年齢差別禁止、住所の付与、保証人協会、仲間同士の連帯保障、情報公開、対NPO:下界との交流推進、対一般人:多様な価値観の受容、交流2016/01/10

にゃおまる

1
入門というか仕事をなくして、ホームレスになるかもしれないと思った作者が、ホームレス社会がどんなものかと探った話し。題名とはかけ離れた内容だったが、なんか行動力があるのかないのかよくわからない作者(笑)結果的にこの本が書けて、仕事出来てよかったなとは思った。煮え切らない内容。2015/08/16

tellme0112

0
この作家は、今、ホームレス状態なのだろうか?子どもは、福祉施設か何かにあづけられたのだろうか。2013/07/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/30204
  • ご注意事項

最近チェックした商品