内容説明
大地と海洋の輸郭を初めて地図に描いたほか、太陽と月の回帰現象を見極め、それに使う道具を時を計る道具──時計として用いることを発見したとされる古代ギリシアの哲学者、アナクシマンドロス。現在の科学的世界観の祖ともなる偉業をなした彼のコスモス像とはどのようなものだったのか。古代ギリシアの神話的世界観が現在の科学的世界観へ変貌していく様子を、従来の難解な学術用語による哲学史的解説でなく、基本的な数学の例をツールに具体的にアプローチする。現代科学にいまなお生きる初期ギリシアの思想的遺産をわかりやすく解説するテキスト。
目次
序文
第一章 知識の脱神話化と説明原理
第一節 神話的な世界観の克服
第二節 系譜的な創世論の威力
第三節 逆説的な克服劇の実像
第二章 宇宙の初期状態と天空構造
第一節 力動的な諸原理の均衡
第二節 相対的な諸原理の総合
第三節 普遍的な世界像の構想
第三章 無限の根本原理と世界創成
第一節 周期的な高湿域の移動
第二節 歳差的な天体環の運動
第三節 運命的な世界史の終焉
むすび
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