それでも私は親米を貫く

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それでも私は親米を貫く

  • 著者名:阿川尚之
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 勁草書房(2021/05発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326351329

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内容説明

最近の日本には、アメリカに対するかなり大きな反発がある。勝手で自己中心的で迷惑かつ危なっかしい存在だという反米・嫌米気分である。アメリカを嫌うのも非難するのもかまわないが、誤って捉え無責任に批判するのは百害あって一利なしではないか。アメリカとの緊密な関係維持が重要と思うゆえに、あえて親米を名乗ると著者は明言する。本書は、偏見や予断を排し、正確に素直にアメリカを理解しようとする最新の論考からなる。抽象的ではなく、身近で等身大のアメリカを描き、日米関係のゆくえを真撃に見すえる。

目次

I
親米という立場
対米支援して何が悪い
二〇〇一・九・一一 私の体験
廃墟の叫び、そして瞑想

II
瘠我慢の対米外交
日本が合衆国五一番目の州になれば……
五〇年続いた秘密

III
素顔の防人たち
アメリカのサムライ
私と海上自衛隊
新法と自衛隊法改正の意味

IV
米国のロースクール
アメリカの司法制度から学ぶこと
訴訟社会アメリカと日本企業の対応
アメリカ憲法に見る官と民
福澤諭吉とアメリカ憲法
改憲への機運、議論に期待

V
結局は人と人との関係ではないか
日本は戦争責任をいかに考えるべきか
憲法を守るとき 守らないとき
東アジアにおける連邦国家のすすめ
公権力行使のすすめ
長期的視点で国事を考える仕組みを
大統領選にみる米国の民主主義
海上自衛隊と米海軍の交流
故郷へ帰れない境遇に置かれたら……
相互信頼に基づく日米関係の大事さ
あなたが外務大臣なのですよ
ある海上自衛官の死
宮沢元総理、軍人がお嫌いなのですか
どんな逆境に置かれても
えひめ丸と「日米海軍」の絆
それでもアメリカが嫌いですか
日本版ロースクールの現実
たかが憲法、されど憲法
「イラク」で日本が取るべき立場

おわりに
初出一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

8
好むか好まざるかにかかわらず、アメリカが世界に与える影響が大きいという事実を否定できる人はいないだろう。その強大国であるアメリカとどのように付き合っていくか。それは、簡単に判断を下せない難しい問題である。そもそも、アメリカという国は一つであるが、決して一枚岩というわけではない。2013/11/28

taka

0
これを単なるアメリカ礼賛と捉えるは簡単だが、しかし、過去の積み重ねとしての日米関係をここまで真摯に考えた著者を評価したい。

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