からあげビーチ

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からあげビーチ

  • ISBN:9784866513652

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内容説明

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個性は君の勲章だ!レアキッズ応援絵本シリーズ第1作!

6カ国で育った著者が教える、「食」の多様性を学ぶ物語。
ベジタリアン、イスラム教、小麦アレルギー、卵アレルギー・・・、
体質、主義、宗教などによって食べられないものがある人がいるということを
からあげ家族のストーリーを通じて子供にわかりやすく伝えます。

「わたしだって、お弁当を残さずに食べたい。
好き嫌いがあるわけではないし、食欲もある。
作った人に申し訳ないと思うし、栄養のことだって気になる。 
それでも、お弁当を残すしかない日がわたしにはあるんだ。
12 歳でベジタリアンになってからずっと。 
わたしみたいな子どもは、まだ日本では珍しいと言う人もいる。
でも、アレルギーがあって、お弁当を残したり、
宗教が理由で、食べられないものがあって、
お弁当を残す子どももいる。
そして、そういう子どもは、
これからどんどん増えていくだろう。
カラダや宗教や主義は、そう簡単に変えられるものではない。
怒られても、いのこりさせられても、努力しても変えられない。
でももっと簡単に、変えられることがある。
それは、お弁当の方だ。」(あとがきより)

*レアキッズのための絵本シリーズは、すべての個性を応援します
人見知り?アレルギー持ち?海外にルーツがある?めずらしい血液型?あるいは、左利き?
みんなのことを、わたしたちはレアキッズとよぶ。
ときに、つらいことやさみしいこともあるかもしれない。
でもレアは、キミの勲章だ。かけがえのない個性だ。そのままでいいんだよ。
大人になったら、きっとキミらしく輝くから。
この絵本シリーズは、すべてのレアキッズとそのまわりにいるみんなに楽しいエールを送ります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

71
ポップな絵柄ですが内容は深い。食を通して他者との違いを認めながら肯定する生き方を説く絵本でした。人間ってたいして強くないから「そうじゃないよ、普通はね」という最強の言葉に膝を折ってしまいがちです。しかしそもそも普通なんて事こそ曖昧です。思想や宗教によるもの、アレルギーによるもの、単に嗜好によるもの、いろんな理由がみんなそれぞれ有る。2021/07/28

oldman獺祭魚翁

39
図書館で子供の本担当の娘が、最近のお気に入りの本。一見ナンセンスなお話に見えるが、食の多様性ひいては人の多様性を描いた絵本。からあげ一家の子どもが脇にずっとレモンを抱えているのが可愛い。一見同じからあげに見えても、実に様々な中身があること、人によって一見同じに見えても、真の姿は色々だと解って貰える絵本かもしれない。 長文の感想はこちら⇒https://www.honzuki.jp/book/304512/review/272728/2022/02/20

たまきら

33
わあ、からあげの多様性おもしろ~い。昔錦糸町ロッテ会館のそばに、台湾式のベジタリアンのお店がありました。ビュッフェ式、食べ放題なのに「それ以上は食べすぎですよ」というお肌つやつや、髪の毛ふさふさの店長さんがとっても面白かったなあ。なくなっちゃってさびしいな。2022/05/14

うー

21
〈絵本〉レアキッズの絵本。一般的に幅広い層から人気の【からあげ】でもこのビーチにはたくさんの仲間がいた。宗教上や体質、様々な理由で口に出来ない、口にしない人でも大丈夫なからあげたち。馴染みがなかった【ハラール】を知れて良かった。私は何でも頂くけれど、さといも唐揚げは特に好き💛『レアはきみの勲章だ。かけがえのない個性だ』良い言葉!2022/07/17

みさどん

20
ビーチでからあげが衣をぬぐって・・ナンセンス絵本かと思ったら、からあげの中身から食について考えさせられるものだった。アレルギーやベジタリアン、好みによっても食べるものって変わる。とにもかくにも、食べ物を無駄にしない世の中であってほしい。旅先で食べられる量が限られると、何を食べるかはとっても大事だった。2022/12/23

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