コミックエッセイ 丁寧な暮らしをする餓鬼 【弐】

著者名：塵芥居士【著者】

KADOKAWA（2021/04発売）

• ISBN：9784040659473

内容説明

小鬼と餓鬼の出会いエピソード０『赤ちゃんのことを放っておけなかった餓鬼』功徳を積むために餓鬼が行ったお寺で出会ったのは…!?『餓鬼の寺掃除』餓鬼と牛鬼の友情にほっこり『大晦日に蕎麦を打つ餓鬼』など描き下ろしも満載！　お坊様のコラム、餓鬼の旅写真など読み応えマシマシでお届けします。

★☆★餓鬼とは？★☆★
人間が生まれ変わり、死に変わりを果てしなく繰り返す世界である“六道(ろくどう)”の中にある「餓鬼道」に生まれた者のこと。
餓鬼は飢えと渇きに苦しみ食べ物は食べられず骨と皮ばかり。ギョロっとした目とぽっこり出たお腹で、いつもお腹を空かせています。
しかし本作に登場するガッキーは非常に優しく、心の清い餓鬼。
コーヒー豆を半日かけてすり鉢ですったり、ビニール袋を三角形に畳んだり、茶殻を撒いて掃き掃除をしたりと、丁寧に生活を送っています。

【解説:吉田武士】
1984年長崎県大村市生まれ。浄土宗僧侶。カレー版子ども食堂「いきなりカレー」主宰。
2020年一般社団法人仏教カレー協会を設立。カレーを通じて仏教を伝える「カレー坊主」としてTwitter(@curry_boz)でも発信中。

もくじ
プロローグ
第一章　餓鬼と小鬼たち
お坊様の解説　餓鬼とは？
描き下ろし漫画　赤ちゃんを放っておけなかった餓鬼
コラム　餓鬼の巡礼
お坊様の解説　鬼子母神と餓鬼

第二章　功徳を積む餓鬼
描き下ろし漫画　餓鬼の寺掃除
お坊様の解説　功徳と回向

第三章
描き下ろし漫画　大晦日に蕎麦を打つ餓鬼

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[sin]

やった弐巻目出た！読み友のつぶやきで知った…ありがとう。丁寧な暮らしをする餓鬼はその生き方が真摯で堅実で良い。何かをしなくちゃいけないじゃなくて何がしたいかで生きていく、自分の欲求に正直でそれでいてけっして怠惰に陥ることなく暮らしを楽しむ姿が良い。フリマに参加して何も売らない…それも良い。このコロナ禍のご時世にあった倹しい暮らし方がお手本になるよな～(^ω^)

2021/09/01

[ままこ]

コロナ禍も盛り込まれた餓鬼シリーズ【弐】Twitterを使いこなすガッキー。私もいいね押したいね👍修復しようとして失敗された餓鬼の絵は笑えた。小鬼たちの両親も登場するが親子共々鬼というより猫の妖怪に見えて可愛いな。飄々と功徳を積み続けウーバーイーツではいい仕事したね。マコチャンに癒される牛鬼も面白い。

2022/03/11

[Comit]

Kindle Unlimited～仏教の教えの中にある六道の一つ「餓鬼道」生前に欲深く嫉妬深い生き方をしたものが、生まれる世界。そこに生まれる者が「餓鬼」～と、固いことは抜かして、餓鬼のガッキーの慎ましくコミカルな生活を描き、私たちの暮らしそのものについて考えさせられる1冊。絵が本当に…いい✨旅するガッキーも、なんか楽しそうだし(*´艸`)著者はお坊さん。個人的には、待ち望んでいた本の第2弾。読めてよかった😊

2021/11/24

[annzuhime]

島外の図書館から取り寄せ。コロナ禍を生きるガッキー。コロナ対策も丁寧だ！小鬼たちとの出会いにじーんときた。小鬼に懐かれても仕方ないね。ガッキーの巡礼がとてもおしゃれで素敵でした。一緒に旅したい笑笑。

2022/05/12

[雨]

前回よりも丁寧なくらしをしていた。功徳を積むガッキー、そして小鬼たちに優しい。 そば打ちの謎の躍動感で笑って赤ちゃんをほっとけないガッキーの優しさにホロリときた。合間の映画パロと修復に失敗した餓鬼、そして地獄地獄〜は笑った。

2021/05/13