竹書房文庫<br> シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 下

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竹書房文庫
シグマフォース シリーズ⑭ タルタロスの目覚め 下

  • ISBN:9784801926219

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内容説明

私が地獄の門を開き、
悪魔の炎を盗み、
世界を火で清める……

技術革新の炎は人類を進化させてきた。
今、その炎が我々を焼き尽くそうとしている――

古代の叙事詩に記されたオデュッセウスの旅路を、
最新の科学理論に基づいて解き明かす!

■科学的事実から──人類の技術革新の行き着く先とは?
イスラム黄金時代として知られる八世紀から十三世紀にかけて、アラブの科学者たちは設計と技術革新の才能をいかんなく発揮した。その中で最も顕著な存在の一人が、イスマイル・アル=ジャザリーで、水時計から「オートマタ」と呼ばれる高度な機械人形に至るまで、あらゆる種類の道具を発明した。発明品の仕組みや技法は革新的だった。彼の最大の功績は著書『巧妙な機械装置に関する知識の書』で、そこには百以上の発明品の図解が含まれている。革新的な発明家でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチは、自身が生まれる二世紀以上前にこの世を去ったアル=ジャザリーの作品から影響を受けていたばかりか、それらを「借用」していたとも考えられている。レオナルドはそうすることで、黄金時代が色あせた後にイスラム世界が放棄した技術革新の松明を燃やし続けた。それこそが技術革新の道のりだ。ある人の手から次の人の手に、ある国から次の国に、ある世紀から次の世紀に受け継がれていく。「必要は発明の母」という格言がある。もし、それが正しいとしたら、ある疑問が浮かぶ。「ほかの何よりも発明と技術革新に火をつけたものは何か?」その答えは一言で表せる。戦争だ。


アポカリプティ――
それはあらゆる必要な手段を講じて、
この世の終わり(アポカリプス)を
もたらすことに執着する狂信者連合……。

世界が間もなく終わりを迎えると信じているのに、
それを阻止するための行動を起こさないのであれば、
その人たちは彼らの仲間なのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

153
地下都市の大戦闘。派手に暴れてくれた。歴史事実こじつけストーリーの妙も健在。そういう意味では満足なんだが。解き放たれたら大変だ!と作中で描かれる青銅製のロボットたちは、まったく危険に見えない。銃で簡単に倒せちゃうしすぐに燃料切れを起こす様だ。こんなもの、どこが危ないんだ?と疑問に。世界に広げられても何にもならないような…。ところで本書を読んでいる現在、ロシアはウクライナを侵攻中。青銅製ロボより現実のロシアのが怖い。2022/04/20

KAZOO

105
後半もノンストップシネマを見ているような感じであっという間に読んでしまいました。世界陰謀組織などが出てきたりしますが最後はいつもの通りに正義は勝つという決着です。その間にはメンバーのそれぞれの家庭の事情や人間関係が出てきてメンバーの人間らしさがだんだん多くなってきたような気がします。次はどのような話になるのか楽しみです。1年半後。2021/05/02

21
あぁ、そ〜繋がるのね(/ _ ; )シリーズ読み続けるのが辛くなるじゃないか!予告されてたものの…。最新刊に追いついたので、本家と言われる方のシリーズに手を出そうかなぁ。2021/12/19

ゆーぼー

13
ロリンズの作品らしく、タルタロスでの戦いは、洞窟の中だった。 コワちゃんの命がけの働きで、なんとか窮地を脱したシグマフォース達だったが、あまりにも大きな代償を抱え込むことになった。 コワちゃんの今後の容態が気になって仕方がない。 その結果は、ロリンズの次作で確認するしかないので、待ち遠しい限りだ。2021/06/27

ダシポン

11
★★★☆☆下巻は毎度の展開で縦横無尽のアクションストーリー。少々荒唐無稽で無理もあるかなぁという感じだが楽しめたので良しとしよう。エピローグを読み終えてみると、上巻の出だしから、前前作の内容からも予想通りの結末ではあったものの、次回作以降できっと大どんでん返しがある、と信じて次回作を待つとしよう。2021/06/09

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